投稿

■重要な情報を握っているのは(1)■~「ノンカスタマー(非顧客)」とは~

イメージ
 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 道路は濡れてますが、 雨は降ってません。 今日は降ったり曇ったりの 一日となりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ネクスト・ソサエティ』から ドラッカーは、 われわれは外の世界を知らないとし、 たとえ業界リーダーの地位を占めても、 同種の財やサービスを購入している人たちの 過半は自社の顧客ではないとする。 そして、ドラッカーは、 顧客であっておかしくないにもかかわらず、 顧客になっていない人たちを 「ノンカスタマー(非顧客)」と呼ぶ。 上田さんは、 彼らこそ来るべき変化を 知らせてくれる 貴重な情報源であるとする。 「産業の変化を調べるならば、  そのほとんどが既存の    市場、製品、技術の外で起こっている。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■顧客が誰かを知るために(2)■~答えを憶測してはならない。~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知は曇って道路は濡れてます。 今は雨は止んでいるようですが、 これから降ったり止んだりを繰り返しそうです。 今日は龍馬が生まれ没したと言われる日、 高知の街のあちこちで龍馬イベントが行われています。 高知ではもはや文化ですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 価格が重要な要素でない製品はないが、 第一に、価値としての価格が 単純な概念ではないとした。 例えば、 下取りを伴って販売される自動車市場では、 価格は新車と一次中古車、 二次中古車、 三次中古車の間で変動する 価格差の総体であると続ける。 第二に、価格は価値の一部にすぎず、 価値には耐久性、 故障率、信用度、純正度など 製品の質にかかわる あらゆる種類の要素がある。 第三に、サービスをはじめとする 顧客側の価値観があり、 人は電化製品を買うとき、 アフターサービスを重視する。 ドラッカーは、次のとおり説く。 「顧客が価値ありと考えるものは  あまりに複雑であって、  彼らだけが答えられることである。  憶測してはならない。  顧客のもとへ行って答えを求める作業を  体系的に行わなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■顧客が誰かを知るために(1)■~価値としての価格~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 星も月も見えませんが晴れてるようです。 日中も晴れそうですが、 夜遅くから明日未明まで一雨ありそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 事業は何かを知る第一歩が、 顧客は誰かを考えることであり、 次に、顧客はどこにいるか、 顧客はいかに買うか、 顧客にいかに到達するかを 考えることであるとする。 上田さんは、 さらに考えるべきは、 顧客は何を重視するかであるが、 これまでの経済理論は、 ほかにはないとばかりに "価格である"と一語をもって答えるとする。 しかしドラッカーはこの答えを間違いとする。 「価格が重要な要素でない製品はない。  しかし、第一に、価値としての価格が    単純な概念ではない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■正しい答えのありかを知っているか(2)■~腰を低くして聞く~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 西の空に沢山の星が浮かんでます。 今日も一日晴れ、 日向は暑い位ですよ。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『創造する経営者』から 上田さんは、 いかに使命感に燃えても、 自らの強みを知らなければ、 リーダーの地位を得ることはできないとした。 そしてそこで自社の強みを知るための 手立てが必要となるが、 そのための公式がないとするならば、 自らを観察すると共に聞くしかないと続ける。 比較の対象は他社とは限らず、 自社の成功と失敗を比較し、 その違いの原因を考え、 さらには、自社を最もよく知る者に、 腰を低くして聞かなければならないとする。 ドラッカーは次のとおり説く。 「上得意の顧客に対し、  自社は他社にできない  どのような仕事をしているかを  聞かなければならない。  顧客が常に答えを知っているわけではない。  しかし、どこに正しい答えを見つけたらよいかは  明らかにしてくれる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■正しい答えのありかを知っているか(1)■~自社のことはわからない~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 真っ暗です。 今日も晴れ、 気持ちの良い一日になりそうです。 火曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『創造する経営者』から ドラッカーは、 他社はうまくできなかったが、 自社はさしたる苦労なしに できたものは何かを 問わなければならないとする。 そして同時に、 他社はさしたる苦労なしにできたが、 自社はうまくできなかったものは何かを 問わなければならないと続ける。 上田さんは、 自社のことは自社ではわからないとし、 さらに続ける。 「特に強みはわからない。  いかに使命感に燃えても、  自らの強みを知らなければ、  リーダーの地位を得ることはできない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■理想のマーケティングとは(2)■~販売を不要にすること~

イメージ
 おはようございます。 未明の高知、 道路は濡れてますが、 星が浮かんでます。 今日は一日晴れ、 日向は暑い位ですよ。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『マネジメント』から ドラッカーは、 消費者運動は マーケティングの 恥であると断じた。 上田さんは、 マーケティングは 基本中の基本の活動であるので、 販売部門を強化して そこにマーケティングを 任せるというわけにはいかないとし、 それは専門化すべき活動ではなく、 全事業にかかわる活動であるとする。 ドラッカーは次のとおり断言する。 「販売とマーケティングは逆である。  同じ意味でないことはもちろん、  補い合う部分さえない。  マーケティングの理想は、  販売を不要にすることである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)

■理想のマーケティングとは(1)■~企業の第一の機能~

イメージ
 おはようございます。 まぶしい陽が射し始めた高知の朝です。 これから雲が出始め、 夜には雨が降り始め未明まで続きそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『マネジメント』から ドラッカーは、 企業の第一の機能としてのマーケティングが、 あまりに多くの企業で行われておらず、 言葉だけに終わっているとする。 そして、消費者運動がこのことを示しており、 消費者運動が企業に要求しているものが マーケティングであると続ける。 上田さんは、 ドラッカーは、マーケティングが 長い間説かれてきたにもかかわらず、 消費者運動が強力な 大衆運動として出てきたことは、 マーケティングが 実践されていないことの証であると言い、 消費者運動は マーケティングの恥であると断じたとする。 「消費者運動こそ、企業にとって機会である。  なぜなら、マーケティングを企業活動の中心に  置かざるをえなくさせるからである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 2 ミッションと顧客がすべて)