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■ より新しく違ったものを ■ ∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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被災後1カ月経過し、被災者から当時の模様が語られるシーンが増えてきた。 そんな中で、多くの命が奪われた一方、紙一重で救われた命についても 様々なドラマが報道される。 しかし、救われた命の裏には、偶然の一言で片付けられない絶望の中での 必死の振る舞いがあった。 生と死は常に背中合わせにあり、我々が生きているということは決して 偶然ではなくあらゆる努力をして命をつなぎとめているんだなと感じる ところです。 ----------------------- ドラッカーは、これまでの組織とイノベーションを行う組織の持つ 戦略の違いについて次のとおり述べる。 「既存事業についての戦略の指針が、よりよくより多くであるとすれば、 イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったもので なければならない。 」 ~P.F.ドラッカー「経営の哲学」 「よりよくより多く」から「より新しくより違ったもの」です。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp Amazon.co.jp ウィジェット

■哲学と世界観が変化する ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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震災発生から1カ月が経過した。黙祷。 今更ながら被害の甚大さと自然の猛威に愕然とする。 それでも、被災者自らの必死の努力もあり復旧作業は急ぎ進んでいる。 だが、福島原発事故は未だ前途が見えない危険な状態が続いている。 そんな中、福島でも震度5,6の地震が多発している。 日本列島の地殻はどうなっているのだろうか。 不安が増す。 ともあれ、”安全神話”という壁が地震と津波の前に脆くも崩れた原発だが、 今の状況の収束と共に、今後続くであろう地震に対する対策も急ぐ必要がある。 それまでは未経験の事故であったが、既に1カ月が経過している。 この間の対応作業で学んだことをぜひ経験則として今後に備えて欲しい。 ----------------------- ドラッカーは、今我々はすでに根本的な変化が続く時代に入っているとする。 「今起こっていることは、たんなる経済の変化ではない。技術の変化でもない。 人口構造の変化であり、政治の変化であり、社会の変化である。 哲学の変化であり、何にもまして世界観の変化である。」 ~P.F.ドラッカー「変革の哲学」 一時的な流行りとか、突発的な出来事で変化しているわけではなく、 根深い後戻りのできない圧倒的な流れの中にいるという意識が大事。 抗うことではなく知覚し、捉え、先を見るという姿勢を問われているんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp

■ 実現可能な目標をもて ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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統一地方選の結果が出た。 おおよその予想どおり、既成政党から新興政党との流れが示された。 特に若い世代が震災を機に政治にいくらか意識を持ち始め、その人達が 新しい空気を求めたということもあると思います。 しかし大差ではない。有権者は迷っている。 選挙なんかより目の前の国難を何とかしないと、、との思いが強いのでは ないだろうか。 国であれ地方であれ、無駄な政党間の争いは抜きにして、今目の前に存在する 緊急で重要で具体的な目標を達成して欲しいと思います。 ----------------------- ドラッカーは、公的機関が持つべき目標は具体的で実現可能で、その達成度合いが 測れるものでなければならないとする。 「公的機関は、実現可能な目標をもたなければならない。 目標は空腹の根絶ではなく、飢餓の減少でなければならない。 公的機関は実現可能な目標を必要とする。 達成したと言える目標を必要とする。」 ~P.F.ドラッカー「変革の哲学」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp

■ 原発という”野獣”~野獣の原則でわかるマネジメントの責任 ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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被災地での復旧作業が伝えられる中、原発事故の問題が深刻さを増している。 関係者の会見でよく聞かれるキーワードが”想定外”である。 原発は、大規模で未経験の領域での事業であり多くのリスクを抱える。 原発建設という未知の計画を進める際には、当然のことながら仮説を立て、 検証するというプロセスが必要となる。 当然”仮説”なのでそこには限界があり、そしてその限界の外にあるものが ”想定外”となる。 なので、仮説の不足、検証の不足はその想定範囲を縮め、リスクとして認識 すべきこと、対策を検討すべきことを漏らすことを意味する。 原発は、人の命や自然の仕組みに対して直接的に危害を加えるという要素を 持っているので、この漏れは重大な結果を招くことは自明である。 ドラッカーはその原因が不注意であろうが天災であろうがライオンが檻から 出た責任は飼主にあるとする。 原発という”野獣”の飼い主は東電であり、国である。 これから、野獣を飼う必要性から問い直す必要があるだろうが、すでに”野獣” を飼ってしまっていることについて責任は重い。 十分なリスクマネジメントが行われてこなかったことを反省し責任を十分に 果たさなければならない。 ----------------------- 「自らが与える影響について責任をとるべきことは、太古からの法的原則である。 自らの過誤によるものか、怠慢によるものかは関係ない。 この原則を最初に明らかにしたローマの法律家たちは、これを野獣の原則と名づけた。 ライオンが檻から出れば、責任は飼い主にある。 不注意によって檻が開いたのか、地震で鍵が外れたのかは関係ない。 ライオンが狂暴であることは避けられない。」 ~P.F.ドラッカー「経営の哲学」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」

■ 組織の目的は社会に対する貢献 ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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パラダイム・チェンジとは、ウィキペディアによると以下のとおり。 「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、 社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。」 東日本大震災により受けた被害はこれまでの我々の経験を超えた規模と質を持っている。 この被害に向き合い、再建することも同様に経験がない未知の取り組みである。 また、この再建は単に社会を立て直し、これまでの生活を取り戻すということに留まらない。 コミュニティや資源や心の在り方などこれまでの前提条件としてきたことの多くが根拠を失くした今、 これまでと異なった価値観や判断基準を持って、この現実に向かい合うことを要求する。 まさしくパラダイム・チェンジが問われるんではないでしょうか。 ----------------------- ドラッカーは自らの職業を問われたときに社会生態学者と答え、 そしてその務めはパラダイム・チェンジを問うことにあるとする。 「社会生態学の仕事とは何か。 それは、通念に反することで、すでに起こっている変化は何か、 流行りの言葉で言うところのパラダイム・チェンジとは何かを問いつつ、 社会とコミュニティを観察することである。 次に、その変化が一時的なものでなく、 本当の変化であることを示す証拠はあるかを 問うことである。そして、もしその変化に意味と重要性があるのであれば、 それはどのような機会をもたらすのかを問うことである。」 ~P.F.ドラッカー「歴史の哲学」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.j

■ 組織の目的は社会に対する貢献 ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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被災者が必要とするものは一番被災者の方々が知っている。 支援したい気持ちを秘めていても、何を行えば支援になるのか が分からないために一歩踏み出せない人達も多いと思う。 被災者の方々や今必要なものを知っている方々は、それを具体的に 広く、速やかに発信する必要があるとと共に、その発信のためには 公的機関の限界を超えるための、ボランティアフォロワ―の参加が 必要だと思います。 ----------------------- ドラッカーはあらゆる組織の目的は、その組織の延命ではなく 社会への貢献であるとする。 「組織は、それ自身のために存在するのではない。 それは手段である。 それぞれが社会的な課題を担う社会のための機関である。 生き物のように、自らの生存そのものを至上の目的とすることはできない。 組織の目的は、社会に対する貢献である。」 ~P.F.ドラッカー「歴史の哲学」 あらゆる組織は、この時こそ社会貢献として、復旧、復興、振興に その存在意義を示すべきでしょう。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp

■ 未来をつくる二つの方法 ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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大相撲の八百長問題で関係力士の処分と夏場所開催方法の 変更が発表された。 興行かスポーツか、部屋・親方というマネジメント制度の問題、 相撲界全体のガバナンスの仕組み等課題を残したままだ。 トカゲのシッポ切りの感は否めない。 しかし、年配者の多い被災地にとっては、大相撲中継は大きな 楽しみなので、早急に抜本策を出して出直して欲しい。 ----------------------- ドラッカーは我々が未来に向かう時に取るべきアプローチには 二つの方法があるとする。 そしてその方法は互いに補完関係にあるとする。 「第一に、経済や社会の不連続性の発生とそれがもたらす 影響とのあいだの時間的な差を発見し、利用することである。 すなわち、すでに起こった未来を予期することである。 第二に、来るべきものについて形を与えるためのビジョンを 実現すること、すなわち自ら未来を発生させることである。」 ~P.F.ドラッカー「変革の哲学」 身の回りで、これまでと違ったことが起こっているが、 そのギャップの影響や対策がまだ顕著に見えていないことを探して、 自らがそのギャップを前提にしたビジョンを示し実現するという アプローチが必要とする。 つまりイノベーションの基本を実践することが大事なんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp