■『ドイツにおけるユダヤ人問題』■~ナチスが政権をとると予想~

 おはようございます。


薄曇りの高知の朝です。

この雲も取れて、

日差しの強い暑い一日になりそうです。


そろそろ日差し対策が必要ですね。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

出版しようとした本が

ナチスにより発禁処分とされたが、

書いたことには大きな意味があった、

とした。



そしてこの処女作の出版から4年後、

今度は『ドイツにおけるユダヤ人問題』を上梓し、

これもまた発禁になった。



クレイムズは、

焼却処分をまぬがれて現存するのは、

オーストリア国立公文書館所蔵の一冊だけで、

そこには鉤十字が刻印されているとする。



そして、

ドラッカーが覚悟していたとおり、

1933年1月31日、

ヒトラーが選挙に勝利して

権力の座についたと続ける。









「ドラッカーはすでに何年も前から


 ヒトラーとナチスに不安を抱き、


 1927年ヒトラーが選挙に敗れた直後には、


 いずれナチスが政権をとると


  予想していたのだった。」







(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)


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