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■新参者には明確な仕事を与える■~正しい人事が勝る。~

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おはようございます。 まだ薄曇りの川崎の朝、 これから陽射しが強くなるんでしょう。 一晩中蒸し暑く、朝も既に28度、 日中は35度。 この調子が3カ月続くんでしょうか。 今日も熱中症に厳重注意、よい一日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事がうまくいかなかったからといって、 異動させられた者が無能だということにはならない、 とした。 そして、 外から採った人に、 新しい大きな仕事を任せることには危険が大きい、 と続ける。    ●とるべき行動   新参者には新しい大きな仕事は任せない。 ●身につけるべき姿勢   新しい大きな仕事は、仕事のやり方や癖が明らかであり、   かつ組織内で信頼されている者に任せる。 「組織をコントロールするうえで   正しい人事に勝るものはない。  人事は組織のなかの人間に対し、  トップがどの程度有能であるかも、  その価値観がいかなるものであるかも、  自らの仕事に真剣に取り組んでいるかも   明らかにしてしまう。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■何度でもチャンスを与える■~組織と人に対する責任~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 しかしこれから陽射しが強まり、 今日も酷暑。 真夏の気候に、早く慣れるしかないようですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事の質によって、 組織が真剣にマネジメントされるか否かが決まる、 とした。 そして、 人事がうまくいかなかったからといって、 異動させられた者が無能だということにはならない、 と続ける。 それは、その人事を行った者が 問違ったにすぎず、 仕事をこなせない者を そのままにしておいてはならない。 動かしでやることが 組織と人に対する責任である。 仕事とは、自然の摂理や 神の定めによるものではなく、 人の手によるものである。 完了不可能な仕事や人にできない仕事を つくってはならないが、 そのような仕事は多い。 そのような仕事は、 通常、例外的な特定の人の持つ、 個人的な特性、気質に合わせてつくられている。    ●とるべき行動   人事異動がうまくいかなかったときには、強みを発揮させるべく再異動を行う ●身につけるべき姿勢   強みを発揮していない者がいれば、人事が失敗だったのではないかと疑う。 「人は知識や技能は身につけることができる。  だが気質を変えることはできない。  したがって、特殊な組み合わせの気質を要求する仕事は、  不可能な仕事、人を殺す仕事となる。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■人事では完璧を期す■~組織の成果は人により決まる。~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 これから段々と日差しが強まり、 今日も猛暑。 熱中症にお気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげられない者は、 成果をあげられるポストヘ異動させるべきだ、 とした。 そして、 人事の質によって、 組織が真剣にマネジメントされるか否かが決まる、 と続ける。 更にそれは、 掲げるミッション、価値、目的が、 口先ではなく、 本物で意味のあるものであるか否かを決める、 とする。 しかし現実は、平均的な人材しか採用できず、 留まってももらえないことを 覚悟しておいたほうがよい。 従って、すでにいる人材から より多くを引き出すことに 全力を尽くすべきである。 ドラッカーは、 手持ちの人材からどれだけ引き出せるかによって、 組織の成果は決まることとなり、 それは人事によって決まる、 とする。    ●とるべき行動   最高水準の仕事を目指して人事を行う。 ●身につけるべき姿勢   人事によって組織の力を上げる。 「人事は、究極にしておそらくは唯一の管理手段である。  組織の成果を決めるのは人である。  組織は自らの人材を超えて仕事をすることはできない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■再度動かす■~組織全体に対しての不公正~

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おはようございます。 朝から暑い日差しの川崎、 今日も酷暑の予報、お気を付け下さい。 今日は祝日、海の日。 田中朗さんの巴里の小唄を美味しいワインと共に楽しんできます。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事についての決定は、 経営者がどの程度有能かを明らかにする、 とした。 そして、 成果をあげられない者は 容赦なく異動させなければならない、 と続ける。 もし上司がそれをできなければ、 ほかの者を腐らせることとなり、 組織全体に対して不公正となる。 そのような上司の無能によって 成果と認知の機会を奪われる部下に対して 不公正であると共に、 本人にとって意味なく残酷である。 実は、本人は自らが不適格であることを知っており、 ストレスによって追いつめられ、 本人自身が脱出をひそかに願っているものである。    ●とるべき行動   成果をあげられない者は、成果をあげられるポストヘ異動させる。 ●身につけるべき姿勢   組織に働く者全員が成果をあげられるようにする。 「間違った人事によって異動させた者を  そのままにしておくことは温情ではない。  意地悪である。  辞めさせる理由はない。  一流の技術者、一流の分析専門家、一流の販売部長は  常に必要である。  妥当な解決案は、前のポスト、  あるいはそれに相当するポストに戻すことである。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■責任をとる■~人事を行う者の責任~

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おはようございます。 雲の合間から薄日が射す川崎。 寝苦しい夜から、気温が下がらず既に28度、 蒸し暑い朝です。 水分はこまめに補給しましょう。 三連休中日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事には五つのルールがある、 とした。 そして、人事の失敗の責任は、 人事を行った者にある、 と続ける。 ある人間がある環境に適しているかどうかを テストしたり予測する方法などない。 しかし、人事をされた者が 成果をあげられなかったら、 それは人事を行った自分が 間違ったのである。    ●とるべき行動   人事の失敗を当の本人の責任にしたことはないか? ●身につけるべき姿勢   人事は人事を行う者の責任として行う。 「人事についての決定は、  経営者がどの程度有能か、  いかなる価値観をもっているか、  どれだけ真摯かを明らかにする。  人事はどのように隠そうとしても知られる。  それは際立って明らかである。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■人事のルールを守る■~五つのルールを守る。~

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おはようございます。 朝から厳しい陽射しの川崎です。 今日も猛暑、熱中症には十分に注意して、 三連休をお過ごし下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事の内容を理解させていないのであれば、 人事の失敗を本人のせいにしてはならない、 とした。 そして、人事には五つのルールがある、 と続ける。 1 人事の失敗に責任を負う。 2 成果をあげられない者は再度動かす。 3 成果をあげられなくとも辞めさせない。 4 常に正しい人事を行うよう努める。 5 スカウトしてきた者には、仕事の内容が明らかなものを与える。    ●とるべき行動   この前の人事では人事のルールを守ったか?   ルール違反はなかったか? ●身につけるべき姿勢   あらゆる人事において人事のルールに従う。 「急成長中の企業でさえ、  昇進を続けられる者は一部である。  したがって、昇進を強調しすぎると、  五人のうち三人から四人は不満をもち、士気を失う。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)

■仕事を理解させる■~昇進人事の最大の失敗の原因~

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おはようございます。 薄い雲の合間から光が射す川崎の朝、 これから陽射しは強くなり、モーレツな暑さになりそうです。 熱中症には十分にお気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事に当たっては、 候補者と一緒に働いたことのある 何人かの人たちがどう見ているかを聞く必要がある、 とした。 そして、仕事の内容を理解させていないのであれば、 人事の失敗を本人のせいにしてはならない、 と続ける。 行うべきことを行わなかった自分が悪い、 ということとなる。 新しいポストにつけた者に対して、 何が求められていると思うかを聞き、 就任三か月後には、 それを書き出させなければならない。 ドラッカーは、 新しいポストの要求するものを考えさせないことが、 昇進人事の最大の失敗の原因である、 とする。       ●とるべき行動   これまでに行った人事では、新しいポストが求めるものについて本人の考えを聞いたか? ●身につけるべき姿勢   部下に仕事の内容を理解させることを自らの責任とする。 「新しい仕事が新しいやり方を要求するというのは、  ほとんどの人にとって自明の理ではない。  私はこのことに自ら気がついたという人を知らない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第4章 強みを生かす)