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■最も生産性が落ちた職種■~サービス相手は誰か?~

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おはようございます。 青空が広がる秋空、 朝の冷え込みも日増しに強まり 紅葉前線も一気に降下。 この週末は快晴で、 紅葉狩りに良さそうですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 個人よりも集団を対象に しなければならない分野については、 仕事を達成する責任を チームの構成員全員に 負わせるべきだとした。 こうした話に関連して、 セールスパーソンについて ドラッカーに質問した人がいた、 と続ける。 セールスパーソンはおそらく、 アメリカ経済の中で 最も生産性が 落ちてしまっている職種で、 現在のデパートの営業職の売上は、 50年前から60年前のおよそ 半分になっているはずだ、 とする。 「その理由として、  さまざまな種類の書類作りが  仕事の負担になっていることが挙げられます。  セールスレディーはもう顧客に向かって  サービスをしていません。  サービスをしている相手は、  コンピューターになっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■集団を対象にする分野■~達成責任は構成員全員に~

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おはようございます。 朝陽がきれいな朝、今日は立冬。 暦通り寒い一日になりそうです。 金曜日 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員の評価について、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものなどを、 わざわざ指摘する必要はない、 とした。 そして、はっきりすべきことは、 個人よりも 集団を対象にしなければならない分野が いくつかあるということだ、 と続ける。 たとえば、研究部門では 大部分の仕事はチーム全員の努力でこなしているから、 個人を評価するのはほとんど不可能だ、 とする。 たとえば医薬品メーカーの場合には、 純粋な研究の初期段階は、 たいてい個人から始まり、 次には、さまざまな合成物の 開発をする段階が待っているが、 この段階で、生化学者や薬理学者、 医療関係の人たちなどを集めて、 本格的にチームで始動することになる。 ドラッカーは、 こうした場合には、おそらく三年ごとに 評価のテーブルについて、 こんな質問をぶつけるべきだろう、 とする。 「『君はプロジェクトを大きく前進させるために  どんな貢献をしてくれたのでしょう。  これから先、大きな前進を図るために  どんな貢献をしてくれるつもりなのでしょう』。  それが集団に対する評価の最終段階ではありませんが、  この仕事を達成する責任を  チームの構成員全員に負わせるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■貢献に目を向けるべき■~仕事の穴や悪い習慣~

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おはようございます。 今朝も快晴、日一日と冷え込みが増し、 明日は立冬、暦の上では冬です。 しかし日中は上着の要らない気温、 温度変化にお気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 評価の作業は設定された 目標との対比から始める必要が、 一年半がたってから測定すると、 目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる、 とした。 そして、ひとたび従業員が 自分の実績をよく見つめ直した上で 評価を求めてやって来たときには、 できなかったことを俎上にのせる前に、 まず達成したことや 貢献したことに目を向けるべきだ、 とする。 ドラッカーは、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものを、 わざわざ指摘する必要はなく、 次のようにに言うと良いだろう、 とする。 「『これはなかなか立派な実績ですよ。  でも、この分野については、  君はちょっとばかり簡単に考えすぎてはいませんか。  これはとても大切な仕事なのだから、  そこそこの出来では困るんです』。  こうして、目標設定や実績に対する  評価作業の負担を個人かグループに  負わせるのがよいでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■目標承認は経営者の権利、義務■~対比から始める~

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おはようございます。 今朝も快晴、きりっとした空気が漂います。 しばらくは好天、秋の深まりを楽しめそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員個人にしろ集団にしろ、 どんな責任を負うのか という答えを話しにきたときは、 その場ですぐにイエス、ともノーとも 答えない様にしなければならない、 とする。 その理由は、目標を承認するしないは 経営者の権利であり義務でもあるが、 その答えを慎重に検討するべきだからだ、 と続ける。 評価の作業は、すでに設定されている 達成目標との対比から始める必要が あるだろうが、一年半がたってから 従業員が積み上げた実績を検討したのでは 十中八九目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる。 「具体的には、その年度が始まって三か月たったころに、  その従業員を呼んでこんな話をしているのです。  『ジョー君、急ぎの仕事が入った』、  あるいは『この計画の前提は  君が新しい装置を手に入れることだったはずなのに、  まだ手に入っていないんだね』。  ただし、このように目標が変更されていたとしても、  少なくとも、それが何から外れてしまっているのかは  わかるものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■一体、責任を果たすとは?■~明確にして初めて成果が得られる~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな朝です。 快晴が続き朝の冷え込みが 日増しに強まります。 秋が深まりますね。 連休明け、今週も頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員のほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えない、 とした。 そして、一体、責任を果たすとは どんなことなのだろうか、 と続ける。 もし誰かがドラッカーに向かって、 この大学院はあなたに対して どんな責任を負わせるべきか、 とたずねた場合、 学生の育成という観点から考えると、 その返答に苦労するだろうとする。 「それでも、  具体的な責任を明確にして  初めて成果が得られるのです。  それはともかく、  少なくとも私がその答えを  考えさせられるのは  望ましいことでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■どんな責任を負うか■~成果の観点からは考えない~

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おはようございます。 青空が段々と朝陽に染まり始めています。 三連休最終日は快晴です。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員に対して 貢献や成果の観点から、 あなたにどんな責任を 負ってもらうべきなのだろうか との質問すればよいとした。 しかし、この質問を初めてぶつけられると、 従業員は非常に答えにくい質問だと 感じるだろうと続ける。 なぜなら、彼らはそんな観点で 考えたことがないからであり、 ほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えないのだ。 「たいていの人は、 『私はいつも誰よりも早く出勤して、  誰よりも遅く帰宅する』と言うものです。  これは、夜間に働いている  警備員の場合なら  文句のない答えかもしれません。  けれども、そうでない人の場合は違います。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■評価作業の落とし穴■~貢献や成果の観点~

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おはようございます。 薄曇りの朝です。 三連休中日の今日は、 所々で雨の予報も出てます。 お気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事の成果に対する責任を負うのは 従業員自身であり、 個人としても、チームワークという 観点からしても、 彼らには責任があるのだ、 とした。 そして、予算の年度に合わせた 年に一度の評価作業の落とし穴から 抜け出すべきで、 予算と評価を切り離すのは よい考えだと続ける。 ドラッカーは、従業員に対して こんなふうに 質問すればよいだろうとする。 「この組織は、あなたやあなたの研究グループに  ―あるいはデパートのこの階、この売り場に―  どんな責任が期待できるのでしょうか、  つまり、この組織では貢献や成果の観点から、  あなたにどんな責任を   負ってもらうべきなのでしょうか」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater