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■マネジメント能力の発揮とスキルの駆使■~半生と決別するリスク~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 日の出と共に、 少しずつ明るくなってきました。 北海道では大雪予報、ご注意を。 東京地方は、好天の週末になりそうですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ これまで、中年マネジャーの転職は、 危険なこととされていたが。。。。。 ドラッカーは、 労働可能年限が伸び、 経済的な基盤が安定し、 転職のリスクは減り、 その上で現在の仕事や能力に 関わりのある転職であれば、 成功の確率はぐんと上がる状況だ、 とする。 しかし、大銀行のマネジャーが、 若い頃の夢だった医者になりたいとの思いは、 賛成できることではないと続ける。 転職を含め転身に成功した人たちは、 それまでに身につけたこと、 学んだことを使うことにより、 容易に、新しい職務からの期待に 応えることが可能となる。 学生時代に医学部に入りたかった人でも、 20年経ってみれば、 医学部の授業は無味乾燥なものとなっており、 5年耐えることは難しい。 「行動して成果をあげることに  慣れてしまった人間が、  ただ吸収するしかない時間を  過ごすことはできないのです。  これに対し、もし彼が、医師ではない  事務長として病院に転職するならば、  それまでの半生と決別するリスクを  冒すことなしに、  初恋の医療を相手にマネジメント能力を発揮しつつ、  金融のスキルまで駆使できます。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■成功する転職、行き過ぎた転身■~新しい環境に植え替える~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 昨晩の雨も上がり、 今日は雨の心配はなさそうです。 昨日は季節通りの寒さでしたが、 今日はまた逆戻り、温かくなりそうです。 この気温の大幅な変化で、 体調を崩さないようお気を付け下さい。 忘年会たけなわの金曜日、 電車乗り過ごしにご注意を。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 継続学習と並んで必要とされているものに、 転職が挙げられるとする。 このことは、 ふたたび栄養を吸収するために、 自らを新しい環境に 植え替えることとなる、 と続ける。 例えば、玩具メーカーの 市場調査部長が、 部長になって16年、 年齢は45歳、 環境を変えるべき時である。 ドラッカーは、 地域の病院協会の市場調査部長への転職を 仮説提案する。 病院も、市場調査を必要とし、 使うスキルは同じで、 玩具の代わりに、 まったく違う製品、市場、顧客を 相手とするわけだが、 仕事の仕方は、ほとんど変わらない。 ただ、仕事の舞台が違うだけだが、 それでも彼自身が、 まったく生まれ変わり、 意欲がみなぎってくる。 「それにもかかわらず、  そのような転職をする人は、まだ少数派です。  なぜなら、中年のマネジャーというものは、  基本的に臆病だからです。  年金の受給資格はある。  ストックオプションもある。  それでもためらうのです。  おそらく必要なのは、  「居場所が違うのではないか」と言って  背中を押してくれる友達か、   上司か、家族でしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■学生としてよりも、先生役■~教育は若者相手に無駄遣いされている~

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おはようございます。 冷たい雨が降る川崎の朝です。 昨日の異常な暖かさから一転、 今日は雨降りの寒い一日になります。 雨具とコートが必要です。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 学校へ行くことをもって、 成果をあげることの 代わりにすることはできない、 とした。 そして、学生としてよりも、 先生役を務めた方が より多くを学べるという人もいるが、 自分がそういうタイプかどうかは 知っておいた方 がよい、 とする。 ドラッカーは、 優秀な学生に早く学ばせたい時には、 他の学生に教えさせ、 その生徒から教えた経験がないとの抗議がくれば、 だから教えるのだと言ってやると続ける。 一年後、教わった方は何も学べなかったとしても、 教えさせられた方は確実に多くを学んでいることとなる。 また、若い頃よりも、社会経験を持ったあとの方が より深く学べるとも言えないだろうか。。。。。 「バーナード・ショーは、  教育は若者相手に  無駄遣いされていると言いました。  多くの人が社会経験を得たあとの方が  確実に多くを学べるようになるからです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■大学に戻るという選択肢■~目的のための手段にすぎない

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おはようございます。 未明の川崎、まだ日の出まで20分ほど。 昨日の季節は連れの暖かさの余韻が残っています。 今日から気温は戻り、段々冬らしくなりそうです。 週中日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 継続学習について、 大学に戻ることについてはどうだろうか。。。。。 ドラッカーは、 ほとんどの人たちにとって、よいことだと思うとする。 そして、本から学ぶという人は多く、 学校の方が学べるという人も多いが、 学校へ行くことが、仕事の代わりになると 考えてはならない、 と続ける。 「学校へ行くことは、  目的のための手段にすぎないからです。  自分に必要なものは何かを、  考えなければなりません。  学校へ行くことをもって、  成果をあげることの代わりにすることはできません。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■継続学習の必要性■~仕事しかなければ問題~

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おはようございます。 曇り空の川崎、 12月としては暖かい朝、 日中も、20度位上がりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ それでは、 仕事で生き生きできなくなったら、 どうすればよいのだろうか。。。。。 その時、仕事しかなければ問題だが、 中年の倦怠期が あまり問題になっていない国や産業も存在するとし、 日本の例をあげる。 日本では、継続学習が、 工場、事務所、マネー ジメントの 各層で一般化しており、 仕事を改善するにはどうするかを皆で考え、 企業もその間の残業代をつけていた。 「日本では継続学習に力を入れており、  学習曲線が横ばいになることがありません。  たとえ一度カーブが横ばいになっても、  ふたたび階段状に登って行く。  日本ではそういう職場を多く見かけます。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■最前線で活躍し続けること■~予防薬は、仕事、趣味、社会貢献~

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おはようございます。 12月3日月曜日、 晴れた空が広がる川崎の朝です。 これから段々と曇り、 夜には一雨の可能性もあるようです。 今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 生き生きと働き、 最前線で活躍し続けることを、 もっと重視しなければならない、 とした。 そして、ほとんどの仕事が 一年か二年で身につけられるもので、 その後は、繰り返しがあるだけという状況で、 最初の数年は、相当に面白いが、 その後は死ぬほど退屈になってしまう、 と続ける。 知らなければならないことといえば、 携わった製品とその市場調査のことだけで、 まだ40歳にもなっておらず、 定年にはまだ25年もある......。 「こうして、中年のマネジャーに  特有の病気にかかるのです。  アルコール中毒になる。  家庭生活も怪しくなる。  精神科医にかかりつけになる。  いずれも進行性の病気です。  しかし、避けられない病気ではありません。  予防薬は、仕事、趣味、社会貢献など、  いろいろあります。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■生き生きと、生きるために■~増えるマネジャーの病気~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 雨の心配はなさそうです。 今年は、暖かさのおかげで、 紅葉はまだまだ楽しめそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジャーが生き生きと働き、 最前線で活躍し続けることを、 もっと重視しなければならない、 とする。 そして、問題は、 環境の変化が急になったことにあるのではなく、 定型的な仕事が多すぎることにある、 と続ける。 「そのため、疲れ、飽き、眠くなっている。  これからは、マネジャーの仕事が  チャレンジングになっていくだけに、  由々しき事態と言えましょう。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第7章生き生きと、生きるために)

■道具がなければ腕は振るえない■~哲学的な要素はない~

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おはようございます。 遅い日の出、やっと朝焼けが始まりました。 今日から師走、いよいよ体力勝負、 一年間の肝臓の鍛錬結果が試されるときですね。 あと一月、頑張りましょう。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 廃棄とは、マネジメントにとって、 人事とも密接な関係を持つ、 衛生管理の初歩と言える、 とした。 そして、誰が何を担当させられているかを 精査しさえすれば、 仕事のできる人間が担 当させられているものが、 いかなる成果も期待しえない 廃棄候補だったりすることが明らかになる、 と続ける。 ドラッカーは、 こうして廃棄候補を見つけ、 実際に廃棄していくことこそが、 組織の衛生学の第一歩だとする。 ここまでマネジャーの道具箱を点検したが、 マネジャーたる者、自分がこれらのツールに どれだけ依存しているかを認識し、 いかに効果的かつ容易に使うかを 考えなければならない。 「大工の道具には哲学的な要素はありません。  しかし、それらの道具がなければ  腕の振るいようがありません。  ここまで話してきたことにも、  哲学的な要素はほとんどありません。  しかし、それらの道具がなければ、  マネジャーも自分の仕事はできないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■廃棄-定期的に廃棄する仕組みをつくる■~衛生管理の初歩~

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おはようございます。 朝焼けが青空に映える川崎の朝です。 いよいよ明日からは師走、 何かと忙しなくなりますね。 体調に気を付けて、 元気に頑張りましょう。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジャーの道具箱に入っている 6つのツール、 その最後「廃棄」。 ドラッカーは、 あらゆる生き物と同様、 あらゆる組織体が廃棄を必要としており、 さもなければ、 毒素が溜り、本体全体が 腐ってしまうとする。 そして、マネジャーたる者、 数年に一度、あらゆる製品、あらゆるサービス、 あらゆる活動、あらゆる手続きについて、 「もし今これをやっていなかったとしたら、 今これから始めるかどうか」 を審査する仕組みを つくらなければならない、 と続ける。 その答えが「否」であるならば、 「いかにして止めるか」を問い、 ただちに止めるべきである。   「体系的廃棄なくして組織の健全さは保てません。  これこそまさにマネジメント上のツールです。  廃棄とは、組織そのものにとって、  あるいはマネジメントにとって、  人事とも密接な関係を持つ、  衛生管理の初歩と言えます。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■育成コースは、補完剤にすぎない■~上司は模範とならなければない~

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おはようございます。 未明の川崎、 今朝も気温はあまり下がってない模様、 日中も暖かさそうですね。 週末は師走になりますが、 当分この暖かさは続く見込みです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 「いかなる育成コースを用意すべきか」 という問いについて、 それは最後に考えるべきものだとする。 そして、育成コースは、サプリメント、 つまり補完剤にすぎず、 ビタミン剤としては 有効であったとしても、 主食とはなりえないと続ける。 とはいえ、マネジャーとして 成果をあげさせるには、 育成を考えざるを得ない。 なぜなら、育成とは、 強い組織をつくることに他ならないから。 「マネジャーたるものは、  模範とならなければなりません。  もし私がとくに評価している若者だったら、  見習ってほしい人物の下につけてやりたいと思います。  上司は範となるからです。」 ~P.F.ドラッカー 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■人事を丁寧に行なうこと■~所を得られるようにする~

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おはようございます。 青空の広がる川崎の朝です。 東京地方はこれから、雲が増えそうですが、 雨の心配はなさそうです。 週中日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 若者の育成における、 四つのポイント。 第四:人事を丁寧に行なうこと。 ドラッカーは、いかに手順を踏んで 慎重に人事を行なったとしても、 巡り合わせのようなものは、 どうしても残ってしまうため、 その若者が、所を得られるように することが大事だとする。 就職の段階では、いかに優秀な若者でも 世の中のことはほとんど知らないし、 組織の方も、その若者のこことは ほとんど何も知らない。 知っていることは、 大学での成績ぐらいで、 フランス語の不規則動詞を どのくらい知っていそうか、 語学教師への適性ぐらいの ことしか分からない。   「若者が就職すべきところに就職し、  得るべき所を得る確率は、   あまり高くはありません。  彼なり彼女なりが得るべき所はどこか。  ほとんどの場合、あちこちを経験した後、  自分なりのニッチに落ち着くことになります。  しかしそれは、長く、かつ傷つく道です。  助けてやれるし、助けてやるべきです。」 ~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■強みをフルに発揮するために■~基準を用意し、複数の仕事で判断する~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 今日は冷え込みもさほどではなく、 日中も10月並に暖かくなりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 若者の育成における、 四つのポイント。 その二:成果の基準を用意すること。 成果として、どの程度のものが 求められているかが 分かるようにしてやること。 次の第三:成果を一つの仕事で判断しないこと。 「二つ、三つの仕事での成果を   見てやらなければなりません。  たった一つの仕事では、   その若者が何に秀でているかを  知ることは難しいからです。  個性としての気質を見ることもできないし、  強みをフルに発揮するには  どのように変わらなければならないかも   分かりません。」 ~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■若者の育成に欠かせない四つのポイント■~「チャレンジする機会」を与えること~

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おはようございます。 青空が広がる川崎の朝です。 週末は早師走、朝晩の冷えも日ごとに増して 当たり前ですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 若者の育成においては、 次の四つのポイントがあるとする。 ・「チャレンジする機会」を与えること ・成果の基準を用意すること ・成果を一つの仕事で判断しないこと ・人事を丁寧に行なうこと その一、「チャレンジする機会」を与えること。 ドラッカーは、人は誰しも、30歳前に、 二種類の経験を持つべきだ、 と続ける。 一つは、自分の能力を超えた仕事に 取り組まされる経験で、 自分の能力では覚束ないと 承知しているからこそ、 その仕事を成し遂げることが意味を持つ。 もう一つは、失敗に見舞われる経験で、 そのことにより、人生には、 失敗というものが存在することを知り、 失敗しても死ぬわけではないことを知り、 若干謙虚たるべきことも知ることとなる。   「神様に愛でられているならば、  その失敗も早いうちに経験させてもらえるでしょう。  45歳になってから初めて失敗するようでは、  回復するのも大変です。  27歳ならば、たとえ大怪我であっても回復できます。  深刻な傷は残りません。」  ~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」  (第六章必携の六つのツール)

■正しい育成か間違った育成か■~神様にでもなったつもりか~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝、 三連休最終日、 穏やかな天気で過ごせそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 育成方法に違いがあるとすると、 正しく育成するか、 間違って育成するかの 違いがあるだけだとした。 では育成上、将来性のありそうな若者に かけるべき言葉は何だろうか。。。 ドラッカーは、 若者の将来性について何か言うことは、 許されざることで、 神様にでもなったつもりだろうか、 と憤る。 そして、仕事の上で試験に点数をつけるが、 会社のリクルート係が送ってくる 「彼は上級役員になれると思うか」 といった類の質問には、 絶対に答えないとする。 それは、知りようのない、 いろいろなことによって決まるからで、 言えるのは、その学生の今現在について、 だけだとする。 「論文は上出来であって、Aプラスだ。   しかしそのことと、彼の10年後のこととは、   まったく関係ありません。   今の就職活動がうまくいくことを願っていますが、   私が神様の役を演じることはありません。   もちろん、チヤレンジの機会は  与えたいと思っています。」 ~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第六章必携の六つのツール)

■育成、正しい育成が強い組織をつくる■~人間の培養基~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 連休中日今日、 雨の心配はなさそうですね。 今日は久しぶりに、 高知県のアンテナショップ、銀座まるごと高知でのお手伝い。 この季節恒例の柚子の店頭PR、 冷えそうですが、ダイレクトなフィールドマーケティング、 楽しんできます。 銀座界隈にお越しの方は、ぜひお声がけください。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジャー必携の六つのツール。 第五のツール:「育成」 ドラッカーは、 組織永続のためには、 長期計画も、イノベーションも必要だが、 あくまでそれらを実行するのは人であるため、 その人の育成が不可欠だとする。 そして、未来のことは誰も知らないので、 未来のために作成した計画が 正しいという保証はない、 と続ける。 したがって、計画を修正する人間が必要となり、 その育成がマネジャーにとっての重要なツールとなるため、 どんな組織もマネジャーも、 どの様な形であれ、 人の育成は行なわれる。 ドラッカーは、 その形に違いがあるとすると、 正しく育成するか、 間違って育成するかの違いが あるだけだとする。 「組織において、人は育成されます。  なすべき仕事があり、育つべき土壌があり、  範とすべき上司がいれば、人は育成されます。  組織は、大袈裟に言えば、人間の培養基かと言えます。  組織で人は大きくも育つし、ねじ曲がっても育つ。  しかも、人を正しく育成しても、間違って育成しても、  労力やコストはさして変わりません。」 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」(第六章必携の六つのツール)

■評価ー成果の評価と人の評価は、別もの■~学歴と成果は、相関しない~

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おはようございます。 快晴、勤労に感謝し感謝される日。 気持ちの良い青空が広がる川崎の朝です。 三連休概ね好天の様ですね。 お楽しみ下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 第四のツール「評価」 ドラッカーは、 成果の評価と人の評価は まったくの別もので、 はっきり分けなければならないとする。 そして、成果は、直接ではなく、 予め設定した基準に照らして 評価しなければならないと続ける。 言い換えれば、成果と評価を フィードバックしていくことで学んでいくもので、 他方、人の評価では、 強みを見つけなければならない。 「私は、頑なと言ってよいほど学歴を信じません。  何十年も人を観察してきましたが、  学歴と成果の間には、   相関関係はまったくないのです。」 「われわれはいかに働きどう生きるべきか」(第六章必携の六つのツール)