■破壊される生産性■~動機づけも士気も損なわれる。~

おはようございます。

未明の川崎の朝、空気はさわやかに感じる。

シリアで武装勢力に拘束された湯川遥菜さん、
フェースブックホームページを見ると、
民間軍事会社CEOとある。
”民間軍事会社”は映画の中の話しか知らない。

湯川さんの会社立ち上げの思いは分からないが、
身近にこういった存在があること自体が衝撃だ。
ICT,交通網の発展は、
ビジネスのグローバル化を急速に推し進めた。

このグローバル化は時間と距離を超える、
しかし宗教や民族の問題は、それらを超えられない
問題ではないだろうか。

いずれにせよ、湯川さんが
無事に帰ってこられることを祈ります。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



この知識労働者の状況について、
ドラッカーは、アメリカの病院における
看護士を例に挙げる。

看護学校を卒業し、
看護士になる人たちは増えている一方で、
入院患者は急速に減りつつある。
にも拘わらず、看護士たちの仕事が煩雑になるという
矛盾を示している。

この理由は、時間の半分を、
医療保険や医療過誤訴訟防止策など、
看護士としての技能や知識に
関係のないことに使わされているためなのだ。


また教員は、授業、学生指導よりも委員会の類に
多くの時間を費やし、
デパートでは店員が客と話をし、サービスをするより、
書類整理や、報告データ作りに忙殺される。

これらのことが、知識労働者の
生産性を確実に低下させている原因である。



「知識労働者の仕事は、

 充実するどころか不毛化している。

 当然、生産性は破壊される。

 動機づけも士気も損なわれる。」

~『プロフェッショナルの条件』
  (Part2 働くことの意味が変わった  1章 生産性をいかにして高めるか)








































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