■ノーを決定するプロセス■~歳出は歳入に見合わなければならない。~

おはようございます。

曇り空の寒い川崎の朝ですが、
段々青空が広がってきました。

現職の閣僚である甘利大臣が
カネの問題で辞任した。

記者会見の話しっぷりは
どうも釈然としない。
秘書に責任転嫁し、
自分は被害者と言わんばかり。

忘れた、記憶がないは、
例の野々村さんと同じで、
たわごとでしかない。

政治の劣化が言われて久しい。
野党のきっちとした対応が問われる。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


イノベーションの祖であるシュンペーターは、
政府というものの誕生以来、
予算編成のプロセスは
常に歳入の見積もりから
始まっていることを指摘した。

しかし、歳出は歳入に
見合わなければならない。

歳入に限界があることが
知られているかぎりは、
民主国家だろうが、絶対君主国であろうが、
政府はこの制約のもとに活動する。

この制約のゆえに、政府自らは、
経済的な機関とも社会的な機関ともなりえない。

しかし、第二次大戦後、
予算編成は事実上イエスを言う
プロセスを意味するようになった。

 
「歳出は歳入に見合わなければならない。

 大義の供給は無限であり、

 歳出へのニーズもまた無限である。

 したがって予算編成とは、

 何についてノーを言うかを決定するプロセスだった。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 5章 国民国家から大国家「メガステイト」へ)





















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