■天才をあてにするな■~凡人から強みを引き出す。~





続いてドラッカーは、組織の良否について指摘する。

組織の目的は、一般の人に秀でた仕事を行わせることにある。
秀でた仕事のできる人、つまり”天才”はほとんど存在することはなく、
組織の仕事を、その存在に頼ることは無謀としか言えない。

では、組織はどうあるべきなのか?

ドラッカーは、組織の良否は次のことができるかどうかで決まるとする。
◆一般の能力しか持たない者から強みを引き出し、
他の者の助けとすることができるか否か。
◆人の弱みを無意味にすることができるか否か。


「組織の目的は、凡人をして非凡なことを行わせることにある。

 天才に頼ることはできない。

 天才はまれである。あてにできない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第5章 マネジャー  26 組織の精神)








   

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