■労働者のための生産性向上■~調和ある社会をつくること~

おはようございます。
雲のせいか、暗い川崎の朝。

LINEが秋に上場予定で、総額1兆円規模。
関連株価も上昇するだろう。

ふた昔前にNTT上場で、わずかにしろ、
おいしい思いをした人は多いだろう。
そこには実態価値があった。

しかしLINEの実態価値はどうだろう。
ICTは技術発展のスピードが速い、
消費者の選好基準の移ろいも早い。

バブルに踊らされないように。


----------------------



∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



アメリカ人、フレデリック・ウィンスロ・テイラーは、
仕事そのものの研究、分析に知識を応用した。

彼は、資本家と労働者の間の憎しみをみて、
この分析にとりかかった。
そして、彼は、マルクス達が見なかったもの、
すなわち労使対立が無用であることを見た。

労働者がより多くの収入を得られるようにするために、
生産性の向上に取り組んだ。
企業のための効率向上や、
資本家のための利益ではなかった。

生産性向上の成果を受けるべき者は、
資本家ではなく労働者であるとの考えを貫いた。

ドラッカーは、今日のところ、
この考えにもっとも近かったものは、
第二次大戦後の日本の経営者と
労働組合だけであるとする。


「彼の動機は、資本家と労働者が、

 生産性の向上に共通の利益を見出し、

 知識を仕事に適用することによって、

 調和ある社会をつくることだった。」

~『プロフェッショナルの条件』
  (1章 ポスト資本主義社会への転換)






























コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~