■利益は成果の判定基準■~顧客が受入れ、満足すること~

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ドラッカーは、”利益”は、原因ではなく結果であるとした。

そして、利益は致命的に重要な経済的機能を果たす必要不可欠の
ものである。
そして、利益は、経済的な機能として致命的に重要だとした上で、
4つの機能を示す。

「成果の判定基準」、「企業継続の原資」、「よりよい労働環境の原資」、

「社会的サービスの原資」


《成果の判定基準》

利益は成果の判定基準である。

企業の活動結果としての製品やサービスは、顧客が手にし、
購入することにより、価格・金銭に交換される。

製品は顧客が満足しない限り”企業の一方的な成果物”でしかなく、
そこには企業内部のコストが存在するだけである。

成果物は顧客の満足を得て初めて販売することができ、その販売価格の中から
利益を得られることとなる。

つまり、利益を得られているということは、顧客が製品に満足しているという
ひとつの判定結果なんですね。

「利益が重要でないということではない。

 利益は企業や事業の目的ではなく、条件である。

 利益は、事業における意思決定の理由や原因や根拠ではなく、

 妥当性の尺度である。」


 ~「現代の経営」






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