■模倣による実現■~靴を履いた農民というビジョン~

おはようございます。

未明の川崎の朝、今日も快晴の模様です。

特定秘密保護法の修正案が衆院を通過し、参院に送られる。
国民が選んだ国会の「安定多数」の下、成立するだろう。

国民の多くの理解は「?」だらけの中で、
急いで可決するということがさらに不信を増す。

特定秘密保護法の修正案、衆院通過
http://www.asahi.com/articles/TKY201311260439.html

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


”未来において何かを起こすには、特に創造性は必要ない。
必要なものは天才の業ではなく仕事である。”

ドラッカーは、創造的アイデアは重要ではなく、
製品やプロセスの向こうにあるものを構想することが重要であり、
製品やプロセスは、ビジョンを実現するための道具にすぎないとする。


【CASE】
・ヨーロッパの農民が靴を履かないのは、貧乏が原因ではなく、
安い靴がなかったことことに気付き、
靴を履いた農民というビジョンを実現して成功した。

・デュポンが高分子化学の研究を始めたときには、
人造繊維を作り出すという目的を持っていたわけではなく、
有機物の分子構造の操作が何らかの成果をもたらすであろう
との考えたものであった。
その研究の成果として、結果的にナイロンが出来上がった。


「イノベーションの議論において

 意味なく強調されている創造性なるものは問題の鍵ではない。

 すでにアイデアは、企業だけでなく

 あらゆる組織体に利用しうる以上に存在している。

 欠落しているのは、製品を超えて構想することである。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第11章 未来を今日築く)



   

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