■農村社会学の産物■~農協運動と民主化運動の推進~

 おはようございます。


寒空の川崎の朝、

日々朝が寒くなり、

ベッドを離れずらくなりました。


東京地方は午後に雨の予報も、

寒い一日になりそうです。


暖かくしてお出かけください。

水曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

ポランニー家の長女モウジーは、

ハンガリー民族運動、

農民、民芸、民謡、民話の

復興運動のスターであるばかりではなく、

この運動に農村社会学なるものを付け加えた、

とした。



そして、この民族運動に

政治的な推進力を与えたのが彼女で、

農民にとってのビジョンを描き、

共同体としての村落を説き、

わずか19歳で運動のための機関誌を創刊し、

その多くのページを自ら埋めた、

と続ける。



彼女の言説はドナウ河流域、

バルカン地方等では、

一大政治勢力となった緑の戦線を生み、

農協運動と民主化運動を推進した。



さらには、ユーゴスラビアの

ヨシップ・チトー大統領にしても、

第一次大戦前は、

モウジー・ポランニーの運動の信奉者だった、

とする。





「事実、その後チトーが展開した


 ユーゴスラビアの自治的農村共同体にしても、


 自治的工場共同体にしても、


 マルクス社会主義のものではなかった。


 チトーに修正主義者の


 レッテルを貼ったスターリンは正しかった。


 まさに、それらのものは、


 モウジーが唱えた農村社会学の産物に他ならなかった。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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