■経済発展と個の自由■~市場などというがさつな破壊力~

 おはようございます。


今日も青空が広がる川崎の朝です。


冷え込んでますが、

日中は暖かくなりそうです。


今日は木曜日、

コロナ感染者数週最多の曜日、

年末年始休暇を控え注視です。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ポランニーは、

『大転換』の中で、

重要なのは経済と社会の調和だとし、

目指したのは、

市場が、唯一の経済システムでもなければ、

最も進化した経済システムでもないことを

明らかにすることだった、

とした。



そして、経済発展と個の自由を両立させつつ、

経済と社会を調和させる場は、

市場以外にあることを示すことだった、

と続ける。



ポランニーは、

少なくとも市場は、

財の交換と資本の配賦にのみ使うべきであって、

土地と労働の配賦に使ってはならないとし、

それらのものは、

相互扶助と再分配、

すなわち経済合理性ではなく、

社会合理性と政治合理性に

よらなければならない、

とした。



「まさに社会がよき社会であるには、


 市場を内包してはならないのだった。


 市場だけが有効たりうるという領域は、


 外国貿易、遠距離貿易だけだった。


 地域共同体とそこにおける人間関係は、


 市場などというがさつな破壊力から


 守らなければならなかった。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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