■ニュースを想像する■~ヒトラーのオーストリア侵攻~

 おはようございます。


未明の川崎の朝、

冷え込んでます。


日中は一時暖かくなりそうですが、

夜にはぐっと気温が下がりそうです。

明日からはさらに寒くなりそうですね。


本格的な冬準備が必要みたいですね。


月曜日、今週もよろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

カールには、

自身に政治家の経験がありながら、

政治家の頭脳と予知能力を

過大に評価し、

あれやこれやの企みが

見えてしまうのだった、

とした。



こうして、

ニュースを解釈する代わりに、

ニュースを想像するようになった、

と続ける。



たとえば、

1938年3月1日のニューヨークで、

イギリスから到着したばかりのカールと、

イギリスの新聞との打ち合わせを兼ねて、

アメリカの新聞のための

取材旅行に出発するところだったドラッカーが、

長時間話し込んだとき、

ドラッカーが、

ヒトラーのオーストリア侵攻を

心配していると言ったところ、

彼は言下に、それはそうだろうが、

今のところは心配ないよと答えた。






「ヒトラー自身がオーストリア併合を要求し、


 すでに国境沿いに軍を配置していたことから、


 私が驚いた様子を見せると、


 彼はこう言った。


 『その点もそうだ。しかしヒトラーの狙いは、


 彼が何も言っていない国、つまりスイスだよ』。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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