■第二次大戦勃発の直前■~『奴が死んだ狙いは何だったんだろう』~

おはようございます。


冷え込みが厳しい川崎の朝です。


日中も10度を下回る一日になりそうです。

暖かくしてお出かけください。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

1938年3月1日のニューヨークで、

カールと長時間話し込んだとき

彼は、ヒトラーのオーストリア侵攻は、

今のところ心配ないと答えた、

とした。



そして、その10日後ドラッカーが、

イギリスに向かう船の中で、

ドイツ軍のオーストリア進入の報に

接したのだった。



その後、第二次大戦勃発の直前にカールが

アメリカへ講演旅行にやって来たが、

そのときも戦争はないとし、

ヒトラーと、ソ連、イギリス、フランス、日本は、

中国を分割する密約を結んでおり、

ヨーロッパの小ぜり合いは見せかけだよ、

と言った。






「その頃私は、


 カールと政治の話をする度に、


 ナポレオン時代の外交の神様タレーランが、


 好敵手だった外交官の死を聞いて


 つぶやいたというセリフを


 思い出させられたものである。


 『奴が死んだ狙いは何だったんだろう』」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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