■糊口を凌ぐ■~大恐慌による失職~

 おはようございます。


暗い寒空の川崎の朝です。


今日は一日寒くなりそうですが、

来週は本格的な冬将軍、

真冬の心構え要りますよ。


土曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょ


こっと、ピータ.ドラッカー∬




カールは、

40歳を過ぎて高給を得、

過去の栄光で十分満足しているかに見えたが、

ドラッカーの父は、

彼は期待されていたが、

単に運が悪かった人に

なってしまったようだ、

との反応を示した。



しかしカール・ポランニーは、

『ザ・オーストリアン・エコノミスト』の

副編集長兼論説主幹として、

安楽な生活を続けるわけにはいかなかった、

と続ける。



ドラッカーと出会った六年後、

大恐慌が起こり、

彼は無職となり、

そこでやむなくクエーカー教徒の

友人を頼ってイギリスへ渡り、

数年というもの、

労働者教育連盟での講演、

小さな雑誌への寄稿、

クエーカー関係のアメリカでの

講演旅行で糊口をしのいでいた。




「私がカールとよく会い親しくなっていったのが、


 この時期だった。


 私のほうが先にイギリスに渡っていた。


 彼がイギリスに来る早々から、


 日曜の朝には、


 話をしながら長い散歩をすることが


 二人の習慣になった。


 一九三七年に私と妻がアメリカに渡ると、


 カールは訪米の都度わが家を訪れた。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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