■ 「自分がすべきではないこと」を知る ■ ~東電は国民にコミットしていない。~

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東電が注水中断問題について、実は所長判断で中断していなかったとことを説明した。
この事実は、中断をしなかったということの正しさを超えて致命的な問題を抱えていることを改めて示した。

東電現場~東電本部~保安院~政府の間のコミュニケーションが成り立っていない。
これは組織間でコミットがされていない証左で、マネジメントが存在しない状態だ。
国民の生命にかかわる課題に立ち向かう組織体制としては大きな問題。

この無統制状態では、今後も同様の事態が再演されることとなる。
東電は政府ではなく国民へのコミットメントを明確に示さなければならない。

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ドラッカーは、有能なリーダーは自らが不得手な仕事に直面した際には明確に拒否し、適切な人に一任することができるとする。

そしてさらに、その不得手は得手に変化させることができることも理解しているとしている。


「自分が得意としない仕事に直面した時、

『これは自分の仕事ではない』と認めることができ、

そのことを得意とする別の人間に一任する

--自分にできないことがあると認めるのは得てして簡単ではありませんが、

有能な人間は自分がすべきではないことを知っています。

そしてもっと重要なことに、得手・不得手が人生を通じて変化することもまた、

十分に心得ているのです。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」







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