■ 「何をすべきか」を問う ■ ~震災でパラダイムが変わった。~

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震災でパラダイムが変わった。
国民はこれまでの政治的権威や利権構造には一切興味を持っていない。

民主党議員の合同誕生会の報道があったが、ご当人二人共祝われてはしゃぐような御年でもなく、目的は政治パワーのバランスにしかない。
被災地の子供達がどのように誕生日を迎えているかを考えればできることではない。
考えていないからできるのだろう。

被災地の子供たちは誕生会はおろか、日々の食事すらまともにできずにいる。
また、自らにガンへのリスク蓄積を余儀なくされている。

喫緊の課題山積のなか真摯に努力をする政治家やオピニオンリーダには敬服する。
しかし”なすべきこと”を放置し政治の駆け引きに専念する政治家が多い。

震災によるパラダイムシフト、このことを未だに理解していないのは、肝心かなめの政治家ではないだろうか。

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ドラッカーは、アメリカ大統領トルーマンのとったリーダーシップについて示す。


「史上唯一、四選され、偉大な大統領と称された先代、フランクリン・デラノ・ルーズベルトの死に伴い、

アメリカのトップに立ったトルーマンは、国内問題には非常に関心を持っていたものの、

外交問題についてはまったく知識を欠いていました。

しかし、スターリンやチャーチルらとの会談で外交政策の重要性を認識した彼は、

すぐに経験豊富な人材を探し出し、国務長官と国防長官に任命、その後の4年間、

毎日朝の2時間を外交問題のレクチャーを受けるために当てたのです。

国務長官と国防長官からそれぞれ1時間ずつブリーフィングを受け、

『何をすべきか』を考え抜いたのです。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」


自らの弱点をカバーしなければ”なすべきことができない”ことを認識することにより、

今”なにをなすべき”かが理解できるんですね。




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