■プロフェッショナルの倫理■~企業倫理以前の問題~

おはようございます。

快晴の川崎の朝です。
昨日は雨の一日、
満開の桜の花びらがひらひらと、
これも風情ですね。
----------------------













∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
プロフェッショナルの倫理について説く。

まず、企業や企業人の倫理については、
倫理以前の問題が二つあるとする。

ひとつは、まったく単純な
日常の正直さについてで、
二つ目は、人間としての
美意識の問題だ。

泥棒や詐欺などは企業人だから
やってはならないことではなく、
人間としてやってはならないこと。

また、たとえ企業や政府などの重職や、
教授、医師、宗教家といえども、
これらの人間行動の一般的なルールから
除外されることはない。

世の中に、ごまかしたり、盗んだり嘘をついたり、
贈収賄したりする人間は、常に存在する。

これらはビジネスの倫理というものではなく、
個人、家庭、学校の道徳観に関わる問題である。

ドラッカーは、必要なことは、
企業の重役であれ政府官僚であれ、
誘惑に負けた者に対しては、
厳しく罰することだけである、
とする。


「われわれは、企業人たるものはごまかしたり、

 盗んだり、嘘をついたり、贈賄したり、

 収賄したりしてはならないと厳かに言われる。

 しかしこれは、企業人のみならず、

 誰もがしてはならないことである。

 いかなる人間といえども、

 その職務や仕事によって、

 人間行動の一般的なルールの適用を

 免れることはできない。」

                  
~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第4章 社会的責任 19 プロフェッショナルの倫理-知りながら害をなすな






















コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~