■ゼネラルモータースの場合■~信念の証明にとりかかる~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝、
午後にはにわか雨も、
金曜日、夜の遅い方は折り畳み傘を。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

ドラッカーは、
マネジメントの存否が
企業の命運を左右した例をあげる。

1920年代の初め、ちょうどフォードが、
マネジメントは不要であるとの
信念の証明にとりかかったころ、
GMの社長に任命されたばかりの
スローン・ジュニアが、
フォードと逆の信念の証明にとりかかった。

当時、GMはフォード社の巨大な力によって押しつぶされ、
業界二位の座を保つのがやっとだった。

そもそもフォード社との競争に負け、
売りに出ていたいくつかの小さな自動車会社が
資金繰りのために合併してできた会社が、
GMだった。

フォードに勝てる車種は一つもなく、
代理店組織もなく、資金力もなかった。

しかも当時のGMは、合併前の旧オーナーたちに、
完全な自治を許していたために、
それぞれ自己流のやり方で勝手にマネジメントしていた。
 





「スローンは、GMの事業が何であり、

 組織構造はいかなるものでなければならないかを考え、

 規律のない封建領主たちを

  一つのトップマネジメント・チームに組織した。

 かくしてGMは、五年後にはアメリカの自動車産業において

 トップの座を占めるにいたり、

 爾来その地位を失っていない。」

                  
~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第4章 社会的責任 19 プロフェッショナルの倫理-知りながら害をなすな






















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