■ドラッカーの講義■~マネジメント・経済・未来~

おはようございます。

未明の川崎は、冷え込んでいます。

今日から早めの休暇で、高知に帰省します。
久しぶりの土佐の年越し、楽しんできます。

今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


本日から、
「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(リック ワルツマン編集で2010/12/10発行)
を読む。


本書は、1940~80年代にドラッカーが
大学等で行なった講義内容の編纂版で、
本書の他1990~2000年代の編纂版も発行されている。


冒頭で、ドラッカーの講義風景が味わい深く、
リアルに描かれる。

・・・・・・・
ドラッカーは、大学の階段教室の机の端に
ちょっと腰を落としながら、
メガネの厚いレンズを通して学生たちを見つめる。

学生の耳はドラッカーのバリトンのような声での
一言一言に釘付けになり、
オーストリアなまりのザッハトルテのような
濃厚な言葉が響く。


ドラッカーは、講義用ノートを見ることはなく、
ときおり話をやめて自分の考えをまとめる姿は、
まるで大量の情報をダウンロードするコンピューターさながらで、
元の話に戻ると、ダウンロードした情報を
見事に折り込みながら自説を展開していく。


その話は変幻自在で、原価会計から
メソポタミア都市国家の話に脱線したかと思えば、
高等教育や医療の歴史などさまざまな話題が飛び出してきたが、
最後には上手にまとめ上げてしまう。



「それは魔術師も顔負けの見事さで、

 ドラッカーの手にかかると、

 支離滅裂な話も見事な作品に仕上がります。

 その講義はどこまでも魅力とユーモアにあふれ、

 ある学生に言わせると、

 陽気なスタイルのおかげで、

 「がらんとして殺風景な階段教室が心地よい空気に

 満ちあふれた快適な居間に」変身する、

 というわけです。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(はじめに)




















































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