■リスクを負わないことによるリスク■~大きな利益を得るもの~

おはようございます。
快晴、今期一番の冷え込みです。
体を動かすのに、絶好の天候です。
週末をお楽しみ下さい。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
■リスクを負わないことによるリスク■~大きな利益を得るもの~

リスクは、大きさと性格によって四つに分類できる。

その④リスクを負わないことによるリスク
リスクを負ってもやらなければならないことを
やらないことによって発生するリスク。

ふられることを怖がっていては、恋愛はできない。
ふられるというリスクを負ってこそ、彼女を射止めることができる。

【CASE】
富士フィルムは、アナログカメラからデジタルカメラへのシフトという流れの中で、
自らデジタルカメラの販売に踏み切った。
このことは、それまでのメイン製品であったアナログフィルムの消滅を意味する。

しかし、デジタル化の流れは止められないため、アナログフィルムにこだわっていては
企業としての存続が危うくなることは火を見るより明らかであった。
リスクを負った大胆な事業転換である。

選択しようとする機会が、リスクを取るに値する正しい機会であるかどうかは明確には分らない。
しかし、ドラッカーは次のとおり必要条件は分るとする。

・リスクを小さくすることではなく、機会を大きくすることに焦点を合わせる。
・大きな機会は、一括して体系的にそれぞれの特性を中心に検討する。
・事業に合致する機会とリスクを選択する。
・改善のための易しい機会と、事業の性格を変えるような長期的で難しい機会とのバランスをとる。


「リスクを小さくすることではなく、

 機会を大きくすることに焦点を合わせる。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第13章 事業戦略と経営計画)

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