■コンセンサスを醸成し、目線を上げる■~スマートさと空気力学を求める~


おはようございます。

曇り空の川崎の朝。

週中日、後半も頑張りましょう。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


トヨタでは、何についての問題かを明らかにしたあと、
解決策のために会議をもつ。
そこでは、不可能と思われる案まで検討する。

【CASE】
世界最初の実用ハイブリッドカーであるプリウスの開発では、
80種類のハイブリッド・エンジンを俎上に載せ、
10に絞り、四つに絞っていった。
さらにその四つに手を加えて、テストを繰り返した。

このことにより、最初に検討した80種類の優れた点を
最終モデルに織り込むことができた。


トヨタでは、決定の実行にかかわりをもつ者すべてが意見をいえる。
このことにより、決定の内容が豊かになると共に、
実行が円滑かつ迅速になる。
また発生する問題を予期し、かつ実行にかかわる者を
早い段階から巻き込み、
全員の考えを重視していることを周知することができる。

そして2003年には、想像もつかなかった効率的な組織に変身していた。


「トヨタはまた、一見して相反するかのごとき目標を

 同時に掲げることによって、

 大きな成果をあげてきた。

 たとえばレクサスは、燃費とパワー、静音化と軽量化、

 スマートさと空気力学を求めていた。」

~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
  (第6章 意思決定が成果をあげるための方法)

























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