■輸送費は常に無視される。■~浪費としての認識~


おはようございます。
今朝の高知は、ほんの一部ですが、久々の青空がのぞいています。

福島県民3名が、東電と役員を公害処罰法で刑事告発した。
多くの国民の心情も同意だろうが、原発ムラの圧力は圧倒的だろう。

この事故の影響は、地域も時間も際限なく広がり続けている。
これまでに経験したことのない危機にも関わらずメディア情報は限定的だ。

現在、政府はオリンピック招致に躍起になっている、これは経済政策にも大きく影響するイベントだ。
原発事故対応に手間取っている姿はこの招致活動に悪影響を与える。
トイレのない自宅に客を招くことはできない。

オリンピック招致のためには、騒がれたくないのだろう。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
 
マーケティング分析の要点、
その1  コストセンターを見つける。

輸送費について。

輸送費は複数の企業間の物流で発生するものであるため、
一つの企業におけるコスト管理を困難とさせる。

そもそも、輸送や保管はそれ自体で独立した活動ではなく、
製造から販売までのバリューチェーンの一部である。

そして、包装、倉庫内移動、棚割などの製造段階から、
その製品を顧客へ出荷する段階の間で発生するコストもある。

これらの中間的なコストは、管理費として処理され、
輸送コストとしての管理が行われない。

なので、これらの活動における、無理や無駄、浪費は
改善されることがない。

「輸送費に対するコスト削減やコスト管理は、

生産費に対するものよりも早く効果をあげる。

単にこれまであまりにもわずかな努力しか

払われてこなかったためである。」
 

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(5章 コストセンターとコスト構造)

   

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