■意味ある商品群は何か。■~定義ではなく知覚に依存する。~

おはようございます。

秋らしい空気の川崎の朝です。
今日は孫の運動会、一緒にに走ろうかな。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


予期せぬものを知るための九つの問い
 その⑤商品群
 ドラッカーは、さらに問う。
 「顧客の考え方や経済的な事情からして意味ある商品群は何か。何が商品群をつくるか」

【CASE】
  食器洗い機メーカーの例:これまで洗濯機で消費者から受け入れられてきたので、技術の相違はあったが、苦労の末、洗濯機に似せた食器洗い機を販売したが、価格が倍以上したために失敗した。
  洗濯機とは異なる、台所器具という洗濯機の外の商品群として位置づければ成功があったかもしれない。
  
  シア-ズ・ローバックの例:自動車保険で成功していたため、生命保険を出したが失敗した。
  自動車保険は自動車の部品であり、生命保険は金融商品で、自動車保険と同じ商品群には入らなかった。
  名前が保険であるということだけでは同じものにはならなかった。


「意味をもつのは顧客のほうの知覚である。

 買うか買わないか、

 いかなるときに何を買うかを決めるのは消費者の知覚である。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第6章 顧客が事業である)



   

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