■顧客は何を買うのか?■~手段の提供にすぎない~

おはようございます。

雲の多い、湿気の多い川崎の朝です。
3連休ですが、台風の影響が徐々に出てきますので、皆さんお気を付け下さい。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


マーケティングの八つの現実
その2
●顧客は満足を買う

消費者は何を買うのか?

のどが渇いてコンビニに入る。
そこには、コーラもオレンジジュースもミネラルウォーターもある。
そのいずれも喉を潤すことができる。

そこで、ミネラルウォーターを選ぶ。

コンビニの保冷ケースには、”スカッとさわやか”とか、吸収性が高い、
ミネラルが脱水症を防ぐとかのうたい文句が並んでいる。

しかし、カロリーや糖分や塩分をできるだけ取らずに冷たく喉を潤したい。

企業は、美味しくする、機能性を高める、疲れを取る、美肌効果があるなどの製品を作り出す。
しかし顧客の満足はそこにあるとは限らない。

企業が、きっと消費者が満足するだろうと考えることは企業のエゴ、自己満足でしかない。


「メーカーにとって、自分がつくり売っているものが、

 顧客満足そのものではなく顧客満足の手段にすぎない

 ということを受け入れることはきわめて難しい。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第6章 顧客が事業である)

   

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