■絶望が生命の本質になる■~ナチへと結びつく教義~

おはようございます。

曇り空の川崎の朝、
どうもスッキリしない天気の連休ですね。

東京地方の冷え込みはさほどですが、
旭川方面は零下30度近くの厳寒を記録、
想像を絶しますね。

東京地方は、これから段々晴れ間が広がる模様、
良い休日をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
人間の存在とは社会における存在のことだ、
と説く楽天的な姿勢は、
必然的に真っすぐ絶望へとつながり
そのまま直接全体主義へとつながっていく
ということがはっきり見えてくるとする。


そして、全体主義の教義の真髄は
いかに生きるかではなく、
いかに死ぬかということにあることも
見えてくるはずである、
と続ける。


死を受け入れられる対象にするためには、
個々の生命を価値がないもの、
意味のないものにしなければならなくなる。



「この世界における生命に

 重要な意味を与えるところから始まる

 この楽観的な教義は、そのまま真っすぐに、

 人に意味のある生き方をさせられる

 ただひとつの行動として、

 自己犠牲を称賛したナチへと結びついていきます。

 絶望が生命の本質になるのです。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1940年代)






















































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