■成果は組織の外部にある。■~マネジメントと起業家精神はコインの裏表~



曇天の川崎の朝、一週間の始まりです。

中国では「男の膝下には黄金がある。」ということわざがある。
また「神や親、年配の親戚など以外には、決してひざまずいてはいけない。」ともある。
自らの非が明らかでも、反省や謝罪をしてはいけないとの教えである。

ごめんなさいを言うと、損すると思うのだ。。。。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
マネジメントのパラダイムの前提には二組ある。

▲事業経営上の前提 最後
 マネジメントの世界は組織の内部にあるか

ドラッカーは、マネジメントが組織の内部に焦点を合わせることは、
そもそも組織の本質と機能に反するとする。

組織の内部には、コストしか発生しない。
成果は組織の外部、つまり市場、顧客からしか生まれず、
その市場、顧客は企業の意図に係らず変化する。

企業はこの変化を当然とし、自ら変化を生み出さなければならない。
この変化への対応姿勢こそ、起業家精神である。

このためにマネジメントが取り組むべき仕事は、
成果を明確にし、それを実現するための資源を組織すること。

ドラッカーは、マネジメントの役割は成果をあげることだが、
これはもっとも難しく、もっとも重要な仕事で、マネジメントに
特有の機能であるとする。

「マネジメントを知らない起業家が

 成功し続けることはありえない。

 イノベーションを知らない経営陣が

 永続することもありえない。

 企業にせよ他のいかなる組織にせよ、

 変化を当然とし、自ら変化を生み出さなければならない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(附章 マネジメントのパラダイムが変わった)




   


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