■人材の最大利用■~取り得のない者の起用~


おはようございます。

雲の多い薄暗い空の川崎の朝です。
台風が近づいてます、週末にも関東圏に最接近の模様です。
進路にあたる方は十分な注意を。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


「今日の事業の業績をあげる。」
ために三つのアプローチがある。

その3、第三のアプローチは人材の最大利用である。

このアプローチの例としてロスチャイルド家の例を示す。
ロスチャイルド家の四人の子供は、最大の資源として、
それぞれに見合った機会を与えら成果を出していた。

しかし五人目の子供には、何も機会が与えられなかった。
その理由は、両親の規準から見て必要とされる能力も勤勉さもなかったからだ。

ドラッカーは、人材の最大利用というアプローチにおける最も重要な原則は、
取り得のない者に機会を任せてはならないということであるとする。

能力のない者は、機会を利用できないために組織全体にダメージを与えることとなる。
これは、同時に任命権者の責任問題でもある。

「そもそも凡庸な者には機会を利用することはできない。

しかも機会にはリスクがつきものである。

凡庸な者に機会を任せるよりは害をもたらさないように

貴族として扶養したほうが安上がりである。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)


   

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