■企業の知識■~学問ではなくて衒学にすぎない~

おはようございます。

雲の多い暗い川崎の朝です。

三枚羽根のスクリューは、羽根一枚いちまいの重さが均一でなければならない。
しかし造形はひと固まりの金属を削って行うので精緻なバランスを取れない。
そこを検査の段階で微調整する。
職人の経験に基づいた優れた技能だが、その裏には涙ぐましい努力がある。。

TBSがっちりマンデーで、今放映されていたが、まさしく日本の強みだ。

---------------------- 




∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、知識が事業であるとする。
この分析から五つの基本的なことが分かる。

①「事業に特有の知識についての意味ある定義は、あきれるほど簡単である。」

人間は、自分自身が普通に行っていることは、ほかの人も当たり前にできると考える。
ドラッカーはそのようなことの中にこそ、優れたことが含まれているとする。

逆にいかにも高等な技術や知識と考えていても、身についていない、
板についていないものは鼻持ちならないだけである。

事業も同じことで、普通にできていることの中にこそ優れた知識が存在しているとする。

「学殖と意識しているようなものは、

 学問ではなくて衒学にすぎない」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)


   

コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■ドラッカーの学びの原点■~自身の哲学が芽生えた~