■ファシズムの出現■~放棄した後の殼~

おはようございます。

梅雨時の川崎の朝です。

安保法制審議が、怪しげな”80時間ルール”により、
中央公聴会開催、委員会採決、衆議院本会議可決、
参議院可決、法案成立との見込み。

形式的民主主義の下での、
形式的平等なのか。


----------------------



∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

ドラッカーは、今日ヨーロッパでは、
資本主義と社会主義の実体が、
妙なやり方で放棄されつつあるとする。

大衆が、恐慌という魔物を招くものとして
企業や利益、経済発展を見るからには、
それらのものはすべて放棄しなければならない。
しかし、財務、価格政策、会計、生産、流通などの
外形的な仕組みはは維持しなければならない。

ドラッカーは、
それを真正資本主義あるいは真正社会主義と名づける。

政治の領域においても同様で、
政治的な自由、少数派の権利、世論、
主権在民、選挙に関わる原則は、
すべて放棄すると共に、
形式的民主主義の外形として、
選挙による負託、国民投票、
形式的平等は維持しなければならない。





「ファシズムは、

 まさにわれわれの生きる時代の

 根源的な事実に根ざしている。

 すなわち新たな信条と秩序の欠如である。

 旧秩序は、有効性と現実性を失った。」

~『イノベーターの条件』
(2章 経済至上主義は人を幸せにするか)






















































コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■ドラッカーの学びの原点■~自身の哲学が芽生えた~