■中核的であること。■~付随的技術ではなく中核的技術~

おはようございます。

初冬の青空が広がる川崎の朝、
日一日と朝の冷え込みが増してきます。

紅葉も進み三連休に見頃を
迎えるところもありそうですね。

明日からの三連休は好天見込みです。

今日も一日よろしくお願いします。

----------------------
















∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



共通の技術を他の市場に
多角化する際に守るべき、
五つの原則


◆中核的であること。

ドラッカーは、
多角化する技術には、
競合企業が作り出していない、
新しい顧客満足を作り出すことができる
卓越性が必要であるとした。

さらにこの技術は、
中核的でなければならないとする。

印刷会社が開発する3D造形技術を、
医療分野に多角化することに例えてみる。

骨の病気の治療では、
自分自身や他人の骨または
人工骨が使われるが、
現在の手法では制約が大きい。

そこで、それらの制約を克服するために、
インクジェットプリンタ技術を使用した
積層法技術が可能となる。
つまり、一枚ごとに精緻に印刷する技術を
積み重ねて立体化するという考え。

患部と同じ形状で造形し、
最終的に自分の骨に置き換わることを
可能にしようとする技術だ。

骨の働きを補助するというだけであれば
”付随的技術”だが、
このように骨自体を作り出すという技術は
”中核的技術”といえる。



「技術は付随的ではなく

 中核的でなければならない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)


























































































コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■ドラッカーの学びの原点■~自身の哲学が芽生えた~