■成長と肥満の混同■~量ではなく、成果~

おはようございます。

うす曇りの川崎の朝、
段々青空が広がり、明るさを増してきています。

不調な天候が続きましたが、
しばらくは、晩秋の晴天が続き、
紅葉が楽しめそうです。

今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
成長そのものを目標にすることは
誤りとした。

では、必要な成長とは何か?
そして、そのために必要な
マネジメントとは?

ドラッカーは成長の
”最小点”と”最適点”の2点を
検討する必要があるとする。

企業は、存続しなければならない。
そのためには、”生命”を
維持しなければならない。

企業の生み出した商品が、
市場に受け入れられれば、
それに応じた供給体制を維持・強化し、
その需要に応えることにより、
企業存続が可能となる。

人に例えれば、
成長期である子供は、
運動をし、筋肉を鍛え、
身体を作り上げる必要があり、
そのためには、消費を超える
エネルギーが必要となる。

しかし、成長期を超えた成人には、
健康維持のための栄養は必要だが、
必要以上のエネルギー摂取は、
逆に不健康を生み出す生活習慣病の
原因となる。

同様に企業は、成長に必要な活動に
集中するために、
業績に貢献しない余分な活動を
切り捨てなければならない。

ここが”最小点”となる。



「組織の成長とは、

 物理用語ではなく経済用語である。

 量そのものは成長とは関係ない。

 成果の面で成長して、初めて成長といえる。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 43 成長のマネジメント)
























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