■ コミュニケーションはリーダーの責任 ■

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復旧、復興、原発対応について、当初からコミュニケーションのまずさが目につく。
国民に対しての説明、被災地との情報収集・伝達、対策組織内での意思決定等々。

伝えたい内容及びその内容をいかに効果的に伝えるかについての責任は発信者にある。
知るべきこと、伝えるべきことを誰から誰にいつどのように伝えるかを考えることから
コミュニケーションは始まる。

伝わらない、意図が理解されない、目的に応じた結果が出ないことは全て発信者の責任だ。

いま、この国には、緊急かつ致命的な”知るべきこと”、”やらなければならないこと”
が山ほどあるが、分からない、見えない、変わらないことが多い。

発信者はその責任を全うしてほしい。


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ドラッカーは組織においてコミュニケーションは重要な課題であり、その責任はリーダー
にあるとする。

「さらに加えて言うならば、組織を効率的に運営できるリーダーに共通する要素として、部下とコミュニケーションを取ることを自らの責任と捉えていることが挙げられます。

自らの任務を遂行するために、誰からの、どんな情報が、いつ必要なのかを把握し、また、他人に任せた業務に関し、どの情報が、誰に、いつ必要かを掌握しているのです。

そしてともに仕事をする全員が、そのことを理解しているかどうかを確認することも怠りません。

私自身の著作も含め、経営に関する書物は得てしてコミュニケーションの持つ重要性を軽視しています。

しかし、有能な経営者はコミュニケーションの重要性を明確に認識しており、それに基づいて行動する習慣を持っています。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」

【まとめ】
▲誰からの、どんな情報が、いつ必要なのかを把握する。
▲どの情報が、誰に、いつ必要かを掌握する。
▲全員が、そのことを理解しているかどうかを確認する。
▲コミュニケーションの重要性を認識し、これらの行動を行う習慣を持つ。


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