■社会主義大衆が望んだ戦争■~愛国心を燃やした~

 おはようございます。


今日も曇り空、肌寒い川崎の朝です。


日中は降ったりやんだりの冷たい雨、

雨具はお忘れなく。


木曜日、今週もよろしくお願いします。


----------------------



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



トラウン伯爵の話しに対して、

ドラッカーは、

どうして失敗したのかと尋ねた。



伯爵は、

失敗したのは我々ではなく、

社会主義の方なんだ、

と答えた。



そして、ヨーロッパの

社会主義のリーダーたちは、

たしかに戦争には反対したが、

1911年のウィーン会議で約束した

ゼネストは呼びかけなかった、

と続ける。




「呼びかけたとしても無駄だったろう。


 プロレタリアたる大衆、


 平和と友愛のための


 強大な勢力になるはずだった各国の大衆が、


 あっという間に、


 それぞれの国に対する愛国心を


 燃やしてしまったのだ」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)

コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■ドラッカーの学びの原点■~自身の哲学が芽生えた~