■イギリスの悲劇■~『若き者たちの遺せし言葉』~

 おはようございます。


秋晴れの空が広がる川崎の朝です。


ヨーロッパでの新型コロナが

急激に拡大している。


日本における第一波の大きな要因が

ヨーロッパ由来とされ、

その際の水際対策が甘かったといわれている。

今政府は国外との行き来を広げようとしているが、

”ファクターX”と呼ばれるものだけで防げるものではない。

今回はよーく考えてほしい。


木曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

今日では、イギリスの凋落は、

ビクトリア朝ないしは

エドワード朝初期に

始まったとされているが、

その最大の原因は、

指導層の多くが

第一次大戦で殺され、

生き残った者も

気力を失ったことにある、

とする。



そして、イギリスほど

若い将校が死んだ国はなく、

他の国には、

イギリスにおけるものほど

無鉄砲を要求する

紳士道なるものはなかった、

と続ける。



イギリスには、

教育ある若者がいなくなってしまい、

共に育った若者たちの

ことごとくを失ったが、

この状況を表したものに、

20代の乙女の淋しさを表した、

ヴェラ・ブリテンの

『若き者たちの遺せし言葉』の

右に出るものはない、

とする。



「第一次大戦が始まったとき、


 ウィンストン・チャーチルは


 すでに四〇代だった。


 そのため幸い免疫力がついていた。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)

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