■伯爵なる者が社会主義者■～ちょっとだけ行動的～

 おはようございます。

雲の多い高知の朝です。

高知もぐっと涼しくなってきました。

秋晴れの一日になりそうです。

火曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ．ドラッカー∬

二冊の赤いパンフレットを書いたのは、

トラウン伯爵であったが、

そのことについての伯爵の話は長い話で、

その日の午後いっぱいかかった。

伯爵は、

そもそも伯爵なる者が、

社会主義者だったことを

変に思うかもしれないが、

あの頃は、誰もが社会主義者だったんだ、

とする。

そして、他の人よりもちょっとだけ

行動的だったにすぎず、

パンフレットに書いたものも、

今にしてみれば、

あまりに単純素朴だったと思う、

と続ける。

「それを書いたすぐ後、

　私自身も、

　もうそのようには書けなくなっていたと思う。

　それを書いたのは私が23歳のときだった。」

～Ｐ．Ｆ．ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

（Ⅰ　失われた世界　5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語）