■ヨーロッパを破壊し文明を崩壊■～スポークスマンはジャン・ジョレス～

 おはようございます。

寒い雨の降る川崎の朝です。

これから週末にかけ、

台風の影響が出そうですので、

お気を付け下さい。

木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

∬ちょこっと、ピータ．ドラッカー∬

二冊の赤いパンフレットを書いた、

トラウン伯爵の長い話は続く。

伯爵は、

彼らのスポークスマンは

フランス議会で

半分の議席を持つ社会党の党首で、

ヨーロッパの社会主義運動のリーダー、

しかも最高の雄弁家だった

ジャン・ジョレスだった、

とする。

そして、このジャン・ジョレスが、

戦争が始まったとき暗殺されてしまったが、

彼は何年も前から、

次の戦争はフランスを巻き込み、

ヨーロッパを破壊し、

文明を崩壊させるだろうと言っていた、

と続ける。

「フランスの政治家や軍人は、

　ジャン・ジョレスの言うことを信じなかった。

　だが私たちには、

　彼の言っていることがわかった。」

～Ｐ．Ｆ．ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

（Ⅰ　失われた世界　5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語）