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10月, 2024の投稿を表示しています

■自らの時間を知る(3)■~汝の時間を知れとの命題~

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 おはようございます。 雲が明るく光る高知の朝です。 今日は晴れ間が多く、 真夏日近くまで気温上昇しそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 成果をあげる者は、 まず何に時間がとられているかを 知ることからスタートする、 とした。 上田さんは、 もちろんこの三つのステップだけで 時間を使いこなせるように なるわけではないとする。 そして、 ステップを踏んだうえで さらに頭を使い、 考えることによって 成果をあげなければならず、 繰り返し起こる問題の処理について、 体系的かつ徹底的に考えることに 時間を使わなければならないと続ける。 ドラッカーは次のとおり説く。 「汝自身を知れとの昔からの知恵ある処方は、  悲しい性の人間にとっては  不可能なほどに困難である。  だが、その気のある限り、  汝の時間を知れとの命題には  誰もが従うことができる。  その結果、  誰でも貢献と成果への道を歩むことができる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 4  限られているからこその時間術)

■自らの時間を知る(2)■~仕事からスタートしない。~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 この雨は上がり、 日中は晴れ間も覗きそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から 上田さんは、 時間のマネジメントこそ 仕事ができるようになるための 第一の条件であるとした。 そして、 そもそも時間のマネジメントは 自己実現の前提でもあると続ける。 時間は買えないし、 借りられないし、 ためてもおけない。 しかも、 その時間は一日に24時間しかなく、 そのうち三分の一は眠っており、 そこで文字通り、 眠る時間を削って働いている人もいれば、 勉強している人もいる。 ところがドラッカーはこう教える。 「成果をあげる者は仕事からスタートしない。  時間からスタートする。  計画からもスタートしない。  まず何に時間がとられているかを知ることからスタートする。  次に時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。  そして、得られた自由な時間を大きくまとめる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 4  限られているからこその時間術)

■自らの時間を知る(1)■~何もマネジメントできない~

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 おはようございます。 朝から雨の高知、 まだ真っ暗です。 今日は一日雨降り、 蒸し暑くもなさそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 組織に働く者は、 成果には何も寄与しないが 無視することはできないという種類の仕事に 時間をとられるとする。 そして膨大な時間が、 当然に見えながら、 実はほとんど役に立たない仕事、 あるいはまったく役に立たない仕事に 費やされると続ける。 上田さんは、 ドラッカーには、 時間に関する名言が多く、 その多くは、 ドラッカー自身が 万人の帝王学と位置づける ロングセラー『経営者の条件』で 述べられているとする。 そして、 時間をマネジメントできなければ 何もマネジメントできないのだから、 当然と言えば当然であると続ける。 「時間のマネジメントこそ  仕事ができるようになるための第一の条件である。  世のため人のために優れた財・サービスを提供するにせよ、  仕事を生産的なものにして  ともに働く人たちが充実した仕事をできるようにするにせよ、  すべて時間を必要とする。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 4  限られているからこその時間術

■最高水準の仕事に焦点を(2)■~人間という存在の特性~

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 おはようございます。 高知の朝は曇り空です。 さっきまで雨が降っていたようで、 道路はしっとりと濡れています。 日中もこんな感じで、 降ったりやんだり見たいです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から 上田さんは、 要求すべきは 組織全体の目標への貢献であり、 働く者から何かを得ようとするならば、 正当な労働よりも はるかに多くを求める必要がある、 とした。 そして、従順さなどを求めてはならず、 逆に、攻撃的な文化を生み出すことを 求めなければならない、 と続ける。 さらに、 要求されるものが大きいほど 人は多くを成しとげるが、 それが人間という存在の特性であり、 高い水準ほど、 仕事の改善に挑戦させるうえで 効果的なものはなく、 仕事と自己実現の誇りを もたらすものはないとする。 ドラッカーは、次のとおり説く。 「絶えざる努力によってのみ実現されるような  最高水準の仕事に焦点を合わせるとき、  動機づけが行われる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 3自らを動機づけ、生産性を高める)

■最高水準の仕事に焦点を(1)■~組織全体の目標への貢献~

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 おはようございます。 高知の朝、 東に浮かぶ雲が、 朝陽に焼けて赤く染まっています。 今日は段々下り坂、 夕方からは雨になりそうです。 雨具をお忘れなく。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 働く者との関係においてまず問うべきは、 彼らに何を求めるかであるとする。 上田さんはその答えは、 決まり切ったように 「正当な一日の報酬に対する正当な一日の労働」 になるだろうだとする。 しかし、 報酬と労働のいずれについても、 正当とは何かは定義しえないし、 それ以上に問題なのは、 この言葉が働く者に少ししか要求せず、 しかも間違ったものを 要求していることにあると続ける。 「要求すべきは組織全体の目標への貢献である。  働く者から何かを得ようとするならば、  正当な労働よりもはるかに多くを求める必要がある。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 3自らを動機づけ、生産性を高める)

■自己啓発こそが人格形成につながる(4)■~組織の文化と風土~

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 おはようございます。 高知はの朝は概ね晴れ、 涼しい朝です。 早いもので今日から10月、 3月カレンダーも最後の一枚です。 今日から通勤バスのダイヤ改編、 通勤時間帯も大幅減便です。 困ったものです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から 上田さんは、 年金問題を引き起こした かの社会保険庁においては、 何が、いつ、いかに起こったのか、 と問うた。 そして、 そのように見るとき、 かの年金問題は、 一社会システムの不調や、 一組織の機能不全であるにとどまらず、 そこに働く人たちの 自己実現にかかわる問題でもあったことが 明らかとなると続ける。 成果の怪しげな仕事をさせられた者の 無念が見えてくる。 ドラッカーは、 組織は、優秀な人材を手に入れるから 成果をあげるのではなく、 組織は、 文化と風土によって自己啓発を動機づけるから 優秀な人を育てるとし、 さらに続ける。 「しかも、かかる組織の文化と風土は、  一人ひとりの人間が、  自ら成果をあげるべく、  目的意識を持って体系的に、  かつ焦点を絞って自己訓練に  努めるからこそ生まれる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 3自らを動機づけ、生産性を高める)