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■アメリカの夢■~最後で最良の希望の地~

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 おはようございます。 朝から猛暑の気配漂わす日差しの高知です。 前回のモデルナと同様、 怠い、関節が痛む。 今日は一日ベッドインです。 日曜日、皆さんは 良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ミネアポリス最大の ルーテル派教会の日曜礼拝で、 年配の牧師が、 先祖は自由の人として生きるために、 過酷な環境の中で 荒野を耕してこられたと、 話をした。 そして、皆さんの先祖は、 人に従うのではなく、 法に従う新しい国をつくるために この国に来た、 と続けた。 さらに、 私たちが今日のこの苦しみを乗り越え、 アメリカが最後にして、 最良の希望の地であり続け、 空しい帝国のリストの 末席に加わることのないよう、 祈りましょう、 と話した。 ドラッカーは、この話に感動したと。 「アメリカの夢をこれほど  簡潔、明快、感動的に話してくれた人は、  後にも先にも一人もいなかった。  だが空港への車の中、  私はこの祈りの空しさも感じていた。」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■国の名誉と軍の栄光■~自由の人として生きるため~

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 おはようございます。 相当明るい日が差し始めた高知の朝です。 熱中症はある程度意識して防げるが、 行動規制のない状況でのコロナから 逃げ通せるかな。 自己責任を前提にしたwith corona、 一先ず今日は4回目接種してきます。 モデルナ、FFMMです。 土曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ルイスへの最後のインタビューを終えて数か月後、 ドラッカーは、ミネアポリス最大の ルーテル派教会の日曜礼拝で、 国際情勢について簡単な講演を行なった。 そしてその話の後、 スウェーデン訛りのある 年配の牧師が、 私たちは大変な時代に生きているが、 皆さんのご先祖は、 ヨーロッパの絶え間ない戦争、 憎しみ、虚栄から逃れて、 この地にやって来たと話し、 さらに次のとおり続けた。 「国の名誉という不正と愚行、  軍の栄光という政府の専横には与しない  自由の人として生きるために、  冬のみぞれと夏の砂嵐のなかで  荒野を耕してこられました」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■破壊を目指す陰謀■~最後にして最良の地~

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 おはようございます。 まぶしい日が差し始めた高知の朝です。 今日は時々雲もかかりそうですが、 軽く30度を超えた熱い一日になりそうです。 熱中症とコロナ感染、お気を付けください。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーがルイスに最後に会ったのは、 ヒトラーがソ連に侵入した直後、 日本が真珠湾を攻撃する少し前のことだった、 とする。 彼は、アメリカを戦争に 引きずり込みつつある 権力に飢えた政治家を罵倒し、 ルーズベルトは、 何とかしてヒトラーに アメリカを攻撃させるに違いないと断じた、 と続ける。 当時の誰もがそうであったように、 彼は日本には関心を持っておらず、 来るべき戦争が、 銀行資本、兵器製造業者、インテリ、 経営者による自由、正義、平等の 破壊を目指す陰謀であるとした。 そして彼は、次の通りまくしたてた。 「すでにフランスとオランダの植民地を手に入れた。  次はイギリスだ。  こうしてアメリカは、  最後にして最良の希望の地だったことを忘れ、  世界を救うために帝国主義大国になるという  ルーズベルトの宣言に  拍手を送ることになるんだ」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■戦争は労働運動の敵なのか■~労働者の義務を重視~

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 おはようございます。 薄っすらと明るくなり始めた高知の朝です。 今日はおおむね曇り、 湿気充満の蒸し暑い一日になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーはルイスに、 20世紀に入ってからの戦争においては、 労働組合や組合指導者は、 地位と名誉を得てきたように見えるが、 どうして戦争は労働運動の敵なのか、 と問うた。 すると彼は、 違う、堕落していったに過ぎず、 組合のリーダーは偉そうになり、 事務所をもって、 政府からあれやこれやの肩書をもらい、 愛国心と国家団結のためと称して、 組合員を売ったんだ、 と答えた。 そして、 アメリカでは、国際主義とは、 貧しい人たちから金と食物を取り上げ、 非生産的な兵器と弾薬の生産に 注ぎ込むことでしかなく、 労働者の権利ではなく義務を重視する、 と言ったこともあった。 さらにルイスは次の通り続けた。 「利益の増大、  賃金の引き下げ、  労働時間の延長をはかる。  世論は国益の名の下に、  経営者に好き勝手をさせ、  労働者に犠牲を強いる。  アメリカの緑なす大地に楽園を築くことを諦め、  政治家と軍人をふんぞり返らせる」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■ストなしで交渉権を獲得■~マレイが力を発揮~

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 おはようございます。 東の空が赤く染まり始めた高知の朝です。 梅雨の戻りが続いてましたが、 高知は小康状態、 今日は猛暑になりそうですね。 水曜日、今日もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ルイスは、 リトル・スチールでの ストが失敗したら、 CIO会長辞任を豪語していたが、 彼は失敗した。 そして彼は、 内心では辞任が認められないことを 期待していたが、 辞表は受け付けられた、 と続ける。 ドラッカーは、 UMWにおけると同様、 マレイが自分の代役を 務めることを当然として、 彼が後任会長に選ばれるよう工作した、 とする。 ところがそのマレイが、 力を発揮し、大騒ぎもせず、 ストも打たずに、 リトル・スチール四社から、 ルイスがストによっても獲れなかった 交渉権を獲得した。 「さらに1938年のはじめ、  マレイは、ルーズベルトの  国際主義的外交政策への支持を表明した。  ルイスはマレイをCIOに遺したまま絶縁し、  UMWを引きつれてCIOを脱退した。」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■そしてルイスは失敗した。■~CIO会長辞任を豪語~

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 おはようございます。 小雨が降る高知の朝です。 九州や中国地方では線状降水帯も発生、 十分に警戒してください。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ルイスは経営者側に、 自らの要求を飲ませるまで、 炭鉱夫にストを 続行させることに成功した、 とした。 そして彼は、 フィル・マレイの裏切りも、 遠因はアメリカの 外交姿勢の変更にあったとした、 と続ける。 ドラッカーは、 マレイはUMWにおいて、 長年ルイスの補佐役を務め、 彼だけが唯一の親しい人間で、 歳の差は大してなかったにもかかわらず、 マレイを仲間というよりも 息子として扱っていた、 とする。 「ルイスは、リトル・スチールでのスト指令時に、  失敗したらCIOの会長を辞任すると豪語していた。  そして彼は失敗した。」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)

■アメリカ大統領の仕事■~炭鉱労働者へのスト呼びかけ~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 連休三日目、午後には雨が降りそうですので、 お気を付けください。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 アメリカが北アメリカや 太平洋で戦っている中、 前線への補給は危険なほどに 不足していたが、 そのような中ルイスは、 戦時労働局の賃金抑制要請を蹴り、 炭鉱労働者にストを呼びかけた、 とした。 そしてルーズベルトは、 国の存続よりも 炭鉱夫の利益を 優先しているとして ルイスを非難した、 と続ける。 これに対しルイスは、公の場で、 アメリカ合衆国の大統領の仕事は、 国家の存続であり、 彼の仕事は、 炭鉱夫の利益であると演説した。 「彼は、経営者側に  自らの要求を飲ませるまで、  炭鉱夫にストを続行させることに  成功した。」 (3 アメリカの日々 15章お人好しの時代のアメリカ)