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■懐妊期間の長いもの■~最も楽しく書いたもの~

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おはようございます。 未明の川崎の朝です。 今日は概ね晴れですが気温は一桁、 寒い一日になりそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 本書こそ書きたくて書いた本であり、 人についての本である、 とした。 そして、本書は自らの著作の中でも、 飛び抜けて懐妊期間の長いもので、 登場人物たちのことを考え始めて 20年以上が経つと同時に、 半面執筆期間としては最も短いものでもあった、 と続ける。 本書は、自らの著作のうち 最も重要なものでは ないかもしれないが、 最も楽しく書いたものであることは 確かである、とする。 「本書は読者にとっても  楽しいもののようである。  新版が発行されるほどに  広く読まれるということは、  うれしいことである。  が、もっとうれしいのは、  「あなたの本は全部読んで、  勉強して、使わせてもらっている。  でも一番面白いのはこの本だ。  実にいろいろな人が出てきますね」  と言ってもらったときだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 「一番面白い本」)

■一人の人間についての本■~私が書きたくて書いた~

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おはようございます。 昨日の雨も上がり、 青空が広がる川崎の朝です。 今日は雨の心配はなさそうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自身が説いてきたものは、 コンセプトとしての 社会の多様性であったが、 個人を取り上げることがあっても、 それはコンセプトを 明らかにするためだった、 とした。 そして、関心は 一人ひとりの人間のほうにあったものの、 私が得意とするものは コンセプトのほうだった、 と続ける。 「ということは、本書こそ、  ついに私が書きたくて書いた本だった  ということである。  これは、人についての本である。  私自身についての本ではない。  英国版のサブタイトルは「人と時代」だった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■コンセプトとしての多様性■~ミッション、目的、戦略、経営環境~

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おはようございます。 昨晩の雨も、小康状態ですが、 昼過ぎまでは不安定なようですね。 風邪を引いたようです。 病院に行ってきます。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日われわれが 突入しつつある組織社会においては、 組織と共に内部構造も 多様でなければならない、 とした。 そして、一部の経営学や 行政学が説くような 「メーカーの組織構造」や 「政府機関のモデル」 などは無効である、 と続ける。 ドラッカーは、 これらの組織構造については、 50年前にドラッカーが 「現代の経営」で説いた ミッション、目的、戦略、 経営環境によって、 すでに規定されている、 とする。 「この六〇年私が説いてきたものは、  コンセプトとしての  社会の多様性だった。  個人を取り上げることがあっても、  それはコンセプトを  明らかにするためだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■同じ種類のドグマ■~突入しつつある知識社会~

おはようございます。 未明の川崎の朝、冷え込んでます。 昨日は仕事始め。 恒例の神田明神への会社繁栄祈願に 行こうと思いましたが 超混雑を避け今日にしました。 少しは緩いでしょうかね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 政府や大企業による 集権と一律が求められる、 という流れに逆らってきたが、 ようやく流れが変わった、 とする。 そして、集権と一律の旗手たる全体主義は、 政府を機能させることも、 経済を動かすことも、 コミュニティを生かすことも できないことを露呈した、 と続ける。 ドラッカーは、 「スモール・イズ・ビューティフル」もまた、 「ビッグ・イズ・ベスト」と同じ種類のドグマであり、 われわれはもはや、 貧弱な政府と、教会と、 学校という組織しかなかった 19世紀に戻ることはできない、 とする。 「今日われわれが  突入しつつある知識社会とは、  組織社会である。  しかし、その組織社会における組織は  多様でなければならない。  内部構造も多様でなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■多様性と多元性の大切さ■~私は流れに逆らってきた。~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、 東の空がピンクに染まり始めています。 さぁ、仕事始めですね、 今年も頑張りましょう。 どうぞよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 本書は、多様な個についての本である、 とした。 そして、ドラッカーは これまで多様性を追求してきたが、 この50年、時代は、集権、順応を求め、 思考と行動の一律を求める全体主義は、 その典型だったにすぎない、 と続ける。 民主主義においてもその趨勢に大差はなく、 政治、哲学、歴史、マネジメント、技術、経済の いずれについてであれ、ドラッカーは、 多様性と多元性の大切さを説いてきた。 「政府や大企業による集権と  一律が求められているときに、  分権、実験、コミュニティを説いた。  政府や大企業が求められている分野において、  多様性と独自性の守り手、  価値の担い手、市民性の守護者としての   NPOの役割を論じた。  私は流れに逆らってきた。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■人間は多様な生き物■~そのとき、誰もが個となる~

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おはようございます。 青空が広がる川崎の朝です。 昨日日中は随分と暖かかったけれど、 夜になって急に低下、首都圏に初雪が降りました。 明日から仕事スタート、 今日は五臓六腑の癒し日にしたいと思ってます。 良い日曜日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人間ほど多様な生き物はいない、 とした。 そして、いかに順応的で 保守的であろうと、 自分のしていること、 知っていること、 興味をもつこと について話始めるや、 誰もが魅力的になり、 そのとき、誰もが個となる、 と続ける。 ドラッカーは、 これまで会った人のうち 最も代わり映えしない人が、 ニューイングランド地方の 小さな町の銀行家で、 彼は、当たりさわりのないことしか 言えない人だった、 とする。 「ところが、洋服のボタンの歴史、  形、材料のことになると  人が変わって詩人のような情熱を見せた。  本書は、その多様な個についての本である。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」(■新版への序文)

■神は多様を愛でる。■~ドラッカー わが軌跡

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おはようございます。 三が日が明けた土曜日、 今朝も青空が広がっています。 来週は仕事始め、クールダウンの週末でしょうか。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 本日から「ドラッカーわが軌跡」、 原題で「Adventures of A Bystander」(傍観者の冒険)、 サブタイトル”知の巨人の秘められたる交流”を読みます。 ドラッカーは、 冒頭「新版への序文」で、 大学で宗教学を講義したことがあるが、 神学の類は教えなかったとする。 そして、蠅は3万5000種いるが、 神学者の言うことが本当であるならば 蠅は一種類でなければならないことになる、 と続ける。 なぜなら、彼らにしてみれば、 正しい蠅以外のものが あってはならないからである。 「実際には神は多様を愛でる。  事実、人間ほど多様な生き物はいない。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」(■新版への序文)