∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 個ではなく、集団として ■
今日の通勤時に出先に立ち寄った時のことです、、、、 携帯電話やゲーム、読書などで、隣の乗客に鞄や肘などが平気でぶつかる通勤時の小田急線から、 乗客もまばらな西武線下りに乗って、余裕で腰かけました。 次の高田馬場で、活花用の草木をキャリバックに乗せた70歳は超されているであろう 男性が隣に腰をかけました。 しばらくして”だんな、これ急行電車かな?普通電車に乗りたかったんだけどなぁ” と江戸の職人ぽっい威勢の良い声で僕に話しかけてきました。 ”当たり”の旨返事をすると、”そうか、おかしいと思ったんだよ、でも急行で先まで 行って折り返す方が早いんだよ!”と男性からはいさぎいい返事が返ってきました。 そして、次の鷺ノ宮が近づいてきたときに、”ホームが違うと、荷物のキャリバッグを運ぶのが大変だ” と話したので、エレベータがあるのではと返事をすると不安げな顔をされていました。 ”お気をつけて”との僕の声かけを受けながら男性は下車しましたが、エレベータが見つけにくいのか、 即座にホームにいた学生風の男性にその場所をた尋ね、見付けたようでした。 めでたしめでたし、、、 この初老の男性が、隣り合わせた人にきさくに自分の失敗を話し、躊躇なく問いかけをしている姿をみていて 心が温かくなりました。 電車という媒体はともかく、昔は人の集うところではこういったやり取りが普通だったんでしょう。 人は触れ合うもの、助け合うものなんですね。。。 ぎすぎすした小田急の上り電車の中では、決して見られない光景、その空気との落差にほっとさせて いただきました。 ---------------------------- 「知識労働者の生産性を高くするためには、 彼らを単独ではなく、チームに組み入れることが必要となります。 専門知識は単独では生産的でなく、 他人の知識と統合されることで初めて有効に働くものだからです。 私はよく、知識労働者を独奏者に喩えますが、 彼らは基本的に自分自身が専門とする、 限られた狭い分野にしか関心を持っていません。 したがって、さまざまな専門知識を有する知識労働者を集団にし、 チームとして機能させることが、彼らの生産性を高めるためには 必要不可