■価値への取り組み■~人体におけるビタミンやミネラル~
おはようございます。 明るい空の川崎の朝。 今日は30度近くまで気温が上がりそうです。 ところにより雷雨の予報もあり、夏戻り。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その2 価値への取り組み ドラッカーは、組織を生かすうえでは カロリーが必要となるとした。 そして同時に、ビタミンやミネラルと同じように、 ”価値への取り組み”が必要であるとする。 ビタミンやミネラルは、人体にとって 組織や機能を維持する機能を司る。 これら栄養素が摂取できなければ人は、 病気になりやがて死亡に至る。 組織にとってその栄養素は、明確な目的であり、 生み出すべき価値である。 これがなければ組織の維持は困難となる。 価値への取り組みも、明確にできない場合もある。 【アメリカ農政の例】 そこには、相容れない二つの根本的価値観が存在した。 農業の生産性の向上と、 国のバックボーンとしての家族的農場の維持である。 前者は、高度に機械化された大規模事業としての産業的農業であり、 後者は、保護された非生産的な農民による郷愁的な農村であった。 「組織には、人体におけるビタミンやミネラルと同じように、 価値への取り組みが必要である。 組織は常に、明確な目的をもたなければならない。 さもなければ、混乱し、麻揮し、破壊される。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 3章 貢献を重視する)