■成果をあげることは習慣■~七歳の子供でも理解できる。~
おはようございます。 まだ雲の多い川崎の朝。 日中は秋晴れになりそうです。 日立が年功序列を廃止する。 日本の伝統的な雇用制度、終身雇用と年功序列。 グローバル化の中で社員と企業の競争力を高めようとする狙いだ。 日本人の持つ、社会観、組織への依存観は独特だ。 そんな中で、日立というマンモス企業で、 いわば制度におけるイノベーションを達成するには 困難も多いことだろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、成果をあげることは 一つの習慣であるとした。 そしてそれは、七歳の子供でも理解できるほど 単純なことであるとする。 掛け算の九九は誰しも、「六、六、三六」と うわ言のように繰り返し口にすることにより憶えた。 そして、何も考えずに反射的に 口から出るように身につかなければならない。 ドラッカーは、小さいころ、 ピアノの先生に次の様に言われた。 「君はモーツァルトのように弾けるようにはならない。 でも音階はモーツァルトのように弾かなければならない」 モーツァルトでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、 あのように弾けるようにはならなかった。 いかえれば、モーツアルトに成れないとしても、 上手なピアニストになるためには、 音階が弾ければよい。 ドラッカーは、この言葉は、ピアニストのみならず、 あらゆる仕事に当てはまるとする。 「どんな分野でも、 普通の人であれば並の能力は身につけられる。 卓越することはできないかもしれない。 卓越するには、 特別の才能が必要だからである。 だが、成果をあげるには、 成果をあげるための並の能力で十分である。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)