■組織社会が直面する問題■~共同の課題に向けた結合~
おはようございます。 昨日と異なり、 ずいぶん涼しい朝を迎えた川崎です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 生産資源としての3要素(土地、資本、労働)は 二義的な存在であるが、 専門知識だけでは何も生み出さない。 ドラッカーは、今のこの転換期は、 2010年ないし20年まで続くとする。 この詳細を予測することは危険であるが、 今後いかなる問題や課題が存在するかについては、 かなりの程度明らかになっている。 ドラッカーは、この組織社会が直面する課題について、 次の事項が存在すると指摘する。 ・安定を求めるコミュニティと変化を求める組織間の緊張 ・個人と組織間の緊張 ・個人と組織間の責任関係 ・自律を求める組織のニーズと 共同の利益を求める社会のニーズとの間の緊張 ・組織に対する社会的責任の要求の高まり ・専門知識をもつ知識労働者と、 チームとしての成果を求める組織との間の緊張 そして、これらの緊張は、 実際に問題が発生する場所や組織において 解決しなければならない問題であるとする。 「個々の専門知識はそれだけでは何も生まない。 他の専門知識と結合して、初めて生産的な存在となる。 知識社会が組織社会となるのはそのためである。 企業であれ、企業以外の組織であれ、 組織の目的は、専門知識を共同の課題に向けて結合することにある。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (第2章 新しい社会の主役は誰か)