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■混乱は三度起こしてはならない。 ■~ルーティン化による再演防止~

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東北電力で電力が不足し、東電から融通するという。 豪雨によるダム機能障害が原因とのことであるが、 これも”想定外”と逃げるのだろうか。 管理責任という言葉が虚しくなるが、その裏に隠れる原発電力の 有効性を主張するという意図は隠しきれないでしょう。 -------------------- ドラッカーは、発生する混乱は周期的な兆候を持っているとし、 その再発防止のためにはルーティン化が有効だとする。 「二度起こった混乱を、三度起こしてはならない。 繰り返し起こる混乱は予知することができる。 したがって、予防するか、機械的な仕事に ルーティン化しなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「経営者の条件」」 そして、そのルーティン化とは、 「有能な人が経験から学んだことを体系的かつ段階的なプロセスにまとめることである。」 と続けます。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット http://ponpare.jp/delivery/tokyo/ginza/0022194/?itr=nLuvooGqQh9PKWglL5JL%2BQ%3D%3D&vos=cppprorgcanp110218005

■ 得られるものは自らが投じたものによる ■ ~浜岡原発停止の損失補てんは責任転嫁~

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政府の浜岡原発の停止要請を中部電力が受け入れると表明した。 政府の停止決定及び中部電力の受け入れ決定について”英断” との声が多い。 想定外の事態を回避するという東北大震災の教訓から学んだ形で リスクマネジメントとしては当然の選択だ。 しかし、そもそも高い確率で発生する震源地の上に原発を建設し、 さらに津波対策も十分でないという状況は福島原発と同じだ。 同じ”野獣の飼い主”としての責任は重大である。 他の54基の原発も同じく”野獣”である。 中部電力は東京電力と同じく国策をバックにした独占企業として 莫大な利潤を上げてきた営利企業である。 その対策に電気料金値上げや、国費投入は東電と同じく責任転嫁だ。 国民は冷静な目で監視する必要がある。 ------------------------- 「人生から何を得るかを問い、得られるものは自らが投じたものによることを知ったとき、 人は人として成熟する。 組織から何を得るかを問い、得られるものは自らが投じたものによることを知ったとき、 人は人として自由となる。」 ~P.F.ドラッカー「断絶の時代」 人としての成長、組織人としての成長は、自らが真摯さと熱意をいかにそこにぶつけるか、 そのエネルギーによって為し得るんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp Amazon.co.jp ウィジェット

■哲学と世界観が変化する ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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震災発生から1カ月が経過した。黙祷。 今更ながら被害の甚大さと自然の猛威に愕然とする。 それでも、被災者自らの必死の努力もあり復旧作業は急ぎ進んでいる。 だが、福島原発事故は未だ前途が見えない危険な状態が続いている。 そんな中、福島でも震度5,6の地震が多発している。 日本列島の地殻はどうなっているのだろうか。 不安が増す。 ともあれ、”安全神話”という壁が地震と津波の前に脆くも崩れた原発だが、 今の状況の収束と共に、今後続くであろう地震に対する対策も急ぐ必要がある。 それまでは未経験の事故であったが、既に1カ月が経過している。 この間の対応作業で学んだことをぜひ経験則として今後に備えて欲しい。 ----------------------- ドラッカーは、今我々はすでに根本的な変化が続く時代に入っているとする。 「今起こっていることは、たんなる経済の変化ではない。技術の変化でもない。 人口構造の変化であり、政治の変化であり、社会の変化である。 哲学の変化であり、何にもまして世界観の変化である。」 ~P.F.ドラッカー「変革の哲学」 一時的な流行りとか、突発的な出来事で変化しているわけではなく、 根深い後戻りのできない圧倒的な流れの中にいるという意識が大事。 抗うことではなく知覚し、捉え、先を見るという姿勢を問われているんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp

■ 原発という”野獣”~野獣の原則でわかるマネジメントの責任 ■∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬

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被災地での復旧作業が伝えられる中、原発事故の問題が深刻さを増している。 関係者の会見でよく聞かれるキーワードが”想定外”である。 原発は、大規模で未経験の領域での事業であり多くのリスクを抱える。 原発建設という未知の計画を進める際には、当然のことながら仮説を立て、 検証するというプロセスが必要となる。 当然”仮説”なのでそこには限界があり、そしてその限界の外にあるものが ”想定外”となる。 なので、仮説の不足、検証の不足はその想定範囲を縮め、リスクとして認識 すべきこと、対策を検討すべきことを漏らすことを意味する。 原発は、人の命や自然の仕組みに対して直接的に危害を加えるという要素を 持っているので、この漏れは重大な結果を招くことは自明である。 ドラッカーはその原因が不注意であろうが天災であろうがライオンが檻から 出た責任は飼主にあるとする。 原発という”野獣”の飼い主は東電であり、国である。 これから、野獣を飼う必要性から問い直す必要があるだろうが、すでに”野獣” を飼ってしまっていることについて責任は重い。 十分なリスクマネジメントが行われてこなかったことを反省し責任を十分に 果たさなければならない。 ----------------------- 「自らが与える影響について責任をとるべきことは、太古からの法的原則である。 自らの過誤によるものか、怠慢によるものかは関係ない。 この原則を最初に明らかにしたローマの法律家たちは、これを野獣の原則と名づけた。 ライオンが檻から出れば、責任は飼い主にある。 不注意によって檻が開いたのか、地震で鍵が外れたのかは関係ない。 ライオンが狂暴であることは避けられない。」 ~P.F.ドラッカー「経営の哲学」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」