■マネジメントの社会的責任■~事業に対する軽蔑感~
明けましておめでとうございます。 2014年、本年もよろしくお願いします。 皆様にとって、今日の快晴の空のように、 明るく見通しの良い一年でありますように! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 社会や社会に住む人々は、産業のあり方によりその成長の質量が左右される。 そして、産業は一つひとつの企業により成り立ち、 さらに企業はそこに働く人々、企業に働く労働者により成り立っている。 つまり、企業は社会的存在であり、そこにに働く人々は、 社会におけるリーダー的役割を持つということだ。 この役割を持つということは、企業はやそこに働く人々は、 自らの企業の持つ課題や領域を超えた責任を持つことを意味する。 事業活動というものは、組織としての仕組みや目的が明確でなければ、 部外者の目にはそれが、不純な動機による軽蔑すべきものに見える。 なので、企業が何を目的として何を行っているかを社会に理解させる責任を持つ。 さもなければ、社会の人々は、 ”人間的な心さえ捨てれば誰でも勝てるという博打的な事業に対する軽蔑感” を持つこととなる。 企業の役割には二つの側面がある。 一つは経営管理的な側面で、 もう一つは、経済的機能を扱う企業家的な側面である。 経営管理的側面は、人間組織を計画し、構築し、方向づけるという マネジメントの体系化により発展してきた。 しかし、ドラッカーは、一方の企業家的な側面は体系化が なされないままになっているとする。 「マネジメントの最大の社会的責任は、 一般人、すなわち企業の外にあって企業について 何も知らない教育ある人たちが、 企業は何を行い、何を行うことができ、 何を行うべきでめるかを理解できるようにすることである。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(終章 コミットメント)