■四つの阻害要因■~貢献は共通の目標に向けられる。~
次にドラッカーは、組織のなかで働く人々が果たすべき貢献について触れる。 まず、それらの貢献は共通の目標に向けられなければならないが、 組織には、人をまちがった方向へ持っていく要因が四つあるとする。 ◆技能の分化 技能自体が目的となってしまうこと ◆組織の階級化 組織の階級的な構造 ◆階層の分離 階層によって仕事と関心に違いがあること ◆報酬の意味づけ 報酬は、一人ひとりにとって、収入であり、位置付けとなること 「組織のなかの人間が果たすべき貢献は多様である。 それらの貢献は共通の目標に向けられなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー 24 自己管理による目標管理)