■顧客にとっての価値は何か?■~調査報告書ではわからない。~
おはようございます。 ひさびさの快晴の川崎の朝です。 朝日が早速軒先の雪を溶かしています。 道路は融雪でぐちゃぐちゃになるんでしょうね。 足もとに気を付けて下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 顧客との関係を考えさせるための四つの問い。 ②顧客にとっての価値は何か? 知るべきことは、 ”顧客にとっての価値とわが社にとっての価値は一致しているか?”である。 顧客が何を価値とするかについて、 マーケティング会社やマーケティング部門が分析を行ってきた。 顧客にインタビューし、その価値を探り、立派な分析結果を得てきた。 しかし問題は、マネジメント自身が 顧客に直接問くことが必要だというところにある。 顧客の気持ちは、直接会って話を聞かなければわからないから、 マーケティング分析という仕事を、他社にアウトソースしたり、 一部門に任せたりしてはいけない。 いかに情報があふれ、分析ツールが向上しても、 重要なのは、”顧客の心の内についての直接的な情報”である。 「顧客の心の内は、調査報告書ではわからない。 直接会って話を聞かなければわからない。 顧客にとっての価値は、顧客の側から見なければわからない。 この仕事を委譲するわけにはいかない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』 (第2章 すべては顧客を理解することから始まる)